教えてマサカツ先生!
【桜花賞】大敗後でも見限り厳禁!元調教師が教える「桜花賞で好走する馬の条件」
今週は3歳牝馬クラシックの初戦、桜花賞(G1、阪神芝1600m)が行われます。
外厩施設や調教技術も進化した近年は出走ローテが多様化。有力馬ほどトライアルレースを使わずG1へ直行するのが当たり前になりました。
しかし、レースの本質として好走に必要な条件は限られます。その1つが「阪神芝1600mの重賞経験」です。
【重賞経験あり】11頭
【重賞経験なし】4頭
直近5年の馬券対象馬15頭のうち11頭には、阪神芝1600m重賞で出走経験。そのうち9頭に1~3着の実績がありました。
キャリアの浅い3歳牝馬同士では、過去に同コースの重賞を経験しているのは大きなアドバンテージとなります。また馬券外に敗れていても、レース結果から対策を講じられます。
例えば20年3着スマイルカナ(9人気)は7着に敗れたチューリップ賞では好位追走で出せませんでしたが、桜花賞ではマイペースの逃げに持ち込み一変しました。
管理する調教師の立場からすると先々を見すえて、どこかで控える競馬を試したいと考えるもの。当時のスマイルカナはフェアリーS1着の時点で3歳牝馬クラシックに出走可能な賞金が足りていましたし、文字どおり“試走”という感じでしたね。
また昨年の阪神ジュベナイルFが変則日程により京都芝で行われたことで、例年と比べて阪神芝1600m重賞経験馬が圧倒的に少ないのも重要なファクターとなります。
今年はチューリップ賞1着クリノメイ、同2着ウォーターガーベラ、同3着ビップデイジー、同5着ナムラクララの4頭しかおらず、馬券を抑えておいて損はありません。
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元ホースマンの視点は一味違う!
■境征勝
元調教師の境征勝が出走させる側の視点から、陣営の思惑をズバリ見抜く。2025年も推奨馬が破竹の勢いで馬券に!
陣営の様々な思惑が交錯する桜花賞には、馬券の行方を大きく左右する激走候補が!?この1頭だけは絶対に見逃せないぞ。