元教官・蓑田早人の蓑田塾
夏競馬の間にG1を狙えるようなお手馬を
こんばんは。蓑田です。
本格的な夏競馬が始まってから1か月ほどが経つが、ここまでの夏の重賞レースは大混戦というか、確たる主役を決められないレースが多いね。
北九州記念、函館記念、ラジオNIKKEI賞なんかは1番人気の単勝が5~6倍台で、どの馬が最終的にどの人気になるのかも最後まで分からなかったほど。
夏の重賞は近況不振の実績馬と勢いのある格下馬、という戦いの構図になりがちだし、そこにハンデも加わると優劣の判断がしにくくなるのも当然かもしれないね。
ただ、難しいレースが続くからこそ、一度でもしっかり的中させれば馬券的なリターンは大きいね。今週の七夕賞も「この馬で仕方ない」というほどの馬はいない。上手く穴馬を絡めていい馬券を狙っていきたい。
中心になるのはドゥラドーレス、シリウスコルト、コスモフリーゲンの3頭だけど、展開などもあり、この3頭でそのままとも考えにくい。
そこで穴馬として注目しているのがオニャンコポン。この馬はかなりの人気薄になるんじゃないかな。
2022年の京成杯を勝っている重賞馬だが、その後は苦戦が続いて最後に好走したのは1年以上前。まさに、近況不振の実績馬という立ち位置だ。
ただ、大敗が続いていることで今回のハンデは55キロ。重賞を勝っているがここまで軽いハンデで走れるなら、条件的にも向いているここは復活の2~3着があってもいいんじゃないかな。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【佐々木大輔】
函館競馬の方では若手騎手の活躍が目立っているね。
ここまでのリーディングは武豊騎手だが、2位の横山武史騎手だけでなく、小林美駒騎手や佐々木大輔騎手も上位に。そして、ルーキーの舟山瑠泉騎手も函館だけで4勝を挙げている。
美駒は4キロ減を活かした積極的な競馬での良さが関係者にも浸透していて、特に芝1200mやダート1000mを逃げや早め先頭で押し切るシーンは何度も目にするね。
それだけでなく、現地での稽古にも積極的なのが、函館で良い馬が回ってきている理由の一つじゃないかな。北海道シリーズではとにかく平日から厩舎関係者にアピールするのが大切だよ。
舟山は春競馬ではせっかくのチャンスを逃すようなレースも多くて2勝しかできなかったが、夏競馬が始まってからの1か月ほどで5勝を挙げている(福島でも1勝)。
ルーキーの中だと夏競馬の前半でキッカケを掴めたのは舟山ということになりそうだね。同期の中での勝利数も田山、上里を抜いてトップに立っている。
この勢いを続けられれれば、札幌開催に移っても勝ち星を伸ばすチャンスはありそうだ。北海道で目立つことができると関西馬の依頼も来るようになるのが大きいね。昔の横山武史騎手や佐々木大輔騎手もそうやって夏に成績を伸ばしていった。
そして、函館記念をヴェローチェエラで勝つなど、もうすっかり美浦の上位騎手になりつつある佐々木大輔騎手。
今週も土曜9鞍、日曜10鞍と色々な陣営から引っ張りだこ。逆転での函館リーディングもまだまだ可能性はあるだろう。まだ4年目の21歳というのを忘れそうになるくらいだが、5年後、10年後には日本競馬を引っ張る立場になっていても不思議ではない。
そのためにも、次の目標はG1勝利。夏競馬の間はG1を狙えるようなお手馬との出会いがあるといいね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
函館1R | ダ1000m | ウレシイゴサン | B |
函館2R | ダ1700m | スフレ | A |
函館3R | 芝1200m | フリアフロリダ | A |
函館4R | ダ1700m | ウェカピポ | C |
函館6R | 芝2000m | シカレ | B |
函館7R | 芝1800m | ピリカサンライズ | B |
函館9R | 芝1800m | タイキラフター | B |
函館10R | ダ1000m | ヒストリアイ | B |
函館11R | 芝1800m | ソリダリティ | B |
函館12R | 芝1200m | ブライティアダイヤ | A |
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七夕賞・3つの好走ポイント
1.斤量が重い方が好成績
2.前走比で見ても斤量増が◎
3.先行実績に注目
レース当日5番人気以内の馬に限ると、57.0kg[7-3-0-4]、57.5kg[1-0-0-1]、58.0kg[0-1-0-3]と高確率。
前走から斤量が増えている馬が[5-4-1-20]と好成績となっています。このレースに関しては斤量増の馬が狙い目。
前走4角3番手以内+前走5着以内[5-2-3-10]と高確率となります。ある程度の先行力、機動力も必要。
七夕賞の好走パターンから馬券対象に残ったのは!?