完全攻略ファイル No.3
【北九州記念】斤量が意外な人気の盲点に!?
今年は宝塚記念が2週早くなったのを筆頭に、重賞レースの改変が例年以上に多く、その変化に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、今週の重賞・北九州記念は昨年大きく施行条件が変わったレースで、一昨年まで8月の後半に行われていましたが、昨年から夏の小倉開催が阪神開催の後に組まれたことから、7月を跨ぐこの時期に変更となりました。
だからといって、荒れる傾向が変わることもなく、昨年は勝ったピューロマジックこそ3番人気でしたが、2着ヨシノイースターは9番人気、3着のモズメイメイに至っては18頭立ての16番人気で3連単は79万8750円という高配当になりました。
そう。やはり、夏の短距離ハンデ重賞。一筋縄ではいかないという考え方は間違いではないでしょう。
昨年の2着ヨシノイースター、3着モズメイメイの負担重量は馬齢重量と同じ57キロ、55キロでした。今年のメンバーで同じ条件となるのは馬番順に6番メイショウソラフネと17番キタノエクスプレスの2頭。
前日の前売りオッズの段階で単勝万馬券がいない非常に割れたレースで、どちらも驚くほどの激穴とはいえないのですが、キタノエクスプレスは前日の段階で馬連で最も付かない配当が20倍以上。狙ってみる価値十分の1頭でしょう。
3走前の北九州短距離ステークスでは、恐らくこの馬より人気になるであろうロードフォアエースを差し切っており、ここでも勝ち負けになる地力は示しています。
ここで思い出してみましょう。昨年の2着ヨシノイースターは同年の北九州短距離ステークスの勝ち馬。オーシャンステークス4着、前走の春雷ステークスで3着と好走しながら9番人気と忘れられた存在となっていました。
このキタノエクスプレスは2走前のG1高松宮記念こそ崩れましたが、前走のオープン・鞍馬ステークスでは2着と好走。昨年のヨシノイースターと似た成績を残しています。
奇しくも今回は前年2着ヨシノイースターと同じ8枠にゲートイン。斤量面ではこちらが1キロ優位となっているだけに、積極的に狙ってみたいところです。