今年の函館記念、馬券的中のカギは「前で競馬ができる馬」にあるでしょう。なぜ、前に行く馬を強く推奨するのか?その理由を2つのポイントから解説します。
理由①:絶好の馬場コンディションが先行馬を後押し!
今年の函館記念は、例年の6週目開催から3週目開催へと変更。それに伴い、まだ傷みの少ないコンディションの芝でレースが行われます。
走りやすい高速馬場は、前でレースを進める馬にとって絶大なアドバンテージとなります。
理由②:「直線262m」の攻防!函館の鉄則は“前残り”
ご存知の通り、函館競馬場はJRA全10場の中で最も直線が短い262mの小回りコース。後方からの一気のごぼう抜きは至難の業で、多くの差し・追込馬が涙をのんできました。このコース形態こそが、先行馬有利を決定づける最大の要因です。
データが証明!先行馬が馬券の中心。過去10年のデータを見ても、その傾向は明らかです。
逃げ馬:[2-0-2-7] 勝率18.2% / 複勝率36.4%
先行馬:[6-4-5-19] 勝率17.6% / 複勝率44.1%
勝ち馬のほとんどが先行勢から生まれているだけでなく、2,3着にも粘り込むケースが非常に多いことがわかります。軸馬を選ぶなら、迷わず先行馬から入るべきでしょう。
波乱の歴史が、高配当の夢を加速させる。函館記念は、過去10年のうち7年で二桁人気馬が馬券に絡むという、筋金入りの「荒れるハンデ重賞」です。絶対的な主役が不在なメンバー構成になりやすく、今年もまさにその典型と言えます。
実績最上位のアルナシームはGⅢを2勝していますが、59kgの斤量は決して楽ではありません。
OP勝ちのあるボーンディスウェイ、重賞で連対実績のあるマコトヴェリーキーやマイネルモーントもいますが、いずれも甲乙つけがたい混戦模様。春のG1戦線を沸かせた4歳世代も、まだここでは挑戦者の立場です。
「どの馬が勝ってもおかしくない」
これこそ、人気薄の台頭を狙う絶好のチャンス!先行力のある穴馬から一発逆転を狙う妙味は、十分すぎるほどあると言えるでしょう。
【結論】軸はこの馬!驚異の「複勝率85.7%」データに合致する運命の一頭
では、数いる先行馬の中から、どの馬を選ぶべきか?ここに、的中にグッと近づく”黄金データ”が存在します。
「前走が重賞」かつ「前走が芝2000m」の馬
この条件に合致した馬は、過去の函館記念で [2-1-3-1] という驚異的な成績を残しています。
勝率28.6%、連対率42.9%、そして特筆すべきは、複勝率85.7%という圧倒的な安定感です。
2021年の12番人気3着バイオスパーク、2018年の13番人気3着エテルナミノルなど、人気薄の激走もこのデータから生まれています。
そして今年、この”黄金データ”に該当するのはマイネルモーントとボーンディスウェイの2頭のみ。
どちらを選ぶか――。熟考の末、マイネルモーントを推奨します!
推奨馬:②マイネルモーント
昨年のOP入り後、中山金杯、白富士Sと重賞・OPで連続好走。その実力は本物です。父ゴールドシップ産駒が示す函館芝2000mの適性の高さ(過去3年複勝率32.3%)も心強い後押しとなります。
前走の金鯱賞7着は、陣営コメントの通り道悪が響いたもの。走りやすい今回は、まさに巻き返しの舞台が整いました。
「複勝率85.7%」という最強のデータを背に、絶好の条件で挑むマイネルモーント。
この馬から、馬券を組み立ててみてはいかがでしょうか。