東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年4月5日]

【大阪杯】懐は咲き誇る桜のように

このところ気になるところが二つ。

ひとつはトランプ大統領の25%の関税引き上げ。これで米国への輸入品が減少して、自国の産業が雇用とともに活性化すると煽っているらしいが、はたして思惑通り進展するかどうか。他国には対抗措置を控えてほしいと言っているが、そんな都合よくいくかどうか。

かつてローマ帝国の末期にイタリア本土を中心とする中核地域が、周りの属州の発展で落ち込んだとき、周辺地域の締め付けを厳しくした。だが、それが帝国衰退の一因になったという歴史の教訓をせめて思い出してもらいたかった。側近にイエスマンしかいない裸の不動産の王様には無理かもしれないが。

もう一つは、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免。戒厳令宣布が違憲と認定され、即時失職した。尹氏は、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題の解決策をまとめ日韓関係を劇的に改善した人物。

韓国には左派の民主勢力と右派の保守勢力があるらしいが、親日派の大統領に厳しい判決が下りたのは、結局、韓国の反日感情が根強くくすぶっていることなのだろう。こちらには反韓感情がないから、隣国との関係はなにかと難しい感情がひそんでいることがあらためて分かる。

さて、大阪杯は2000mのGIとして秋天に比肩される大レース。口撃機関銃のヤマさんは、⑩シックスペンスは抜けた馬として別格であり、ダービーの凡走は考慮外でいいらしい。相手本線は、②ホウオウビスケッツと⑤ベラジオオペラが狙いで、3点ボックスの馬連が勝負らしい。あとは、自信の本命⑩をからめて馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、55-56キロの馬がこの十年で10頭も馬券圏にあり、⑫ステレンボッシュが狙いらしい。「青夷」のマスター・ジュンは長い末脚を使うロングスパートの⑨コスモキュランダを狙うというから、さすがに穴党専科らしい。

さてさて、阪神内回りなら逃げ・先行馬が有利とみなし、また岩田康誠の手綱さばきにも期待して②ホウオウビスケッツを狙ってみる。相手はヤマさんの読みを信頼して、⑩シックスペンスの資質に賭けてみる。桜は満開を過ぎても、懐は満額と行きたいところだ。

深夜のドバイも楽しみだが、予想はこれからです。


大阪杯
②-⑩ ワイド1点で勝負する
②-⑩ 2頭軸3連複総流し13点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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