東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年4月12日]

【桜花賞】気温の上昇とともに懐も温かく

今年は、競馬(馬券)を始めてから52年目になる。それに気づくと、それに関連して、思いがけないことにも気づいてしまう。あの昭和の大スターと言われていた石原裕次郎と美空ひばりが亡くなったのも52歳だった。

そういう事実が連想されれば、裕次郎とひばりが生きていた年月と同じ長さの年月もわが身は競馬と関わってきたということになる。なにか気恥ずかしくなるような、どこか誇らしくもあるような気がする今日このごろである。でも、大スターに匹敵するような華々しい作品があるかと自問すれば、まったくしょぼくれた作品ばかりしか思い浮かばない。まあ、「ワイド1点勝負」ではそもそも仕方ないと慰めるしかないね。

さて、いよいよクラシック第1弾の桜花賞。口撃機関銃ヤマさんも混戦模様で迷いながらも、離れた4番人気位の⑥ビップデイジーを狙うらしい。阪神JF2着、チューリップ賞3着は十分に戦える器と見なし、相手本線も⑨アルマヴェローチェ、⑦エンブロイダリー、②エリカエクスプレスの有力馬3頭でいくという。例によって、馬連・3連複・3連複を買うらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、男馬のみと戦ってきたという強みがあり、先物買いで⑫リンクスティップを狙って、単複・馬連・ワイドでいくらしい。穴党専科のマスター・ジュンは、このところGI戦でのロードカナロア産駒の活躍に便乗して、超人気薄の⑭ダンツエランを狙うらしい。ワイドなら大いに狙い目ありと強気である。

さてさて、このところワイド1点でも両馬とも着外という不運に泣かされているがクラシックの幕が開ければ、運にも恵まれそう。混戦は承知だが、こんなときはマイル時計と末脚の速い馬に狙いをつけて、休養明け2戦目の③マピュースに賭けてみる。相手は唯一のGI馬の潜在力を信じて、本命馬⑨アルマヴェローチェに頼ってみる。温かくなってきたから、懐も温かくなってくるような気がするが。


桜花賞
③-⑨ ワイド1点で勝負する
③-⑨ 2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ

コチラも注目
【桜花賞】こんな偶然はあるのか!雨の向こうに波乱が見えた

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧