現在4連勝中と飛ぶ鳥を落とす勢いで乗り込むジャックドールと昨年の大阪杯を圧勝したレイパパレの対決で盛り上がる今年の
金鯱賞(中京・芝2000m)。
前売終了オッズではジャックドールが2.1倍と抜けた1番人気になっていて、ファンもニューヒーロー誕生を待ちわびているようです。
しかし、ちょっと待ってください!上がり馬はジャックドールだけではありません。
アラタの存在を忘れていませんか?
昨年4月の1勝クラスから4連勝。骨折のため出世に少し時間を要しましたが、休み明けは一戦ごとにレースぶりが良化。3走前のSTV杯は昨年の函館開催で2位の好タイムで、3着に破ったルビーカサブランカはのちに愛知杯で重賞ウイナーとなりました。
2走前のケフェウスステークスでも3着マリアエレーナが愛知杯2着、8着ショウナンバルディは中日新聞杯を勝ち、9着アフリカンゴールドも京都記念を勝つなど、オープン特別ながら質の高いメンバー。派手さはなくとも渋太い競馬で一歩ずつ階段を上がってきました。
前走の福島記念で連勝は4でストップしましたが、後続を引き離す逃げを得意とするパンサラッサの術中にハマった中で、いつもより後ろのポジションから脚を伸ばして3着。
海外で2戦連続好走のステイフーリッシュには先着し、パンサラッサは先日の中山記念を圧勝していますから、決して悲観する内容ではありません。
肝心の仕上がりも「
ひと追いごとに鋭さ増す!ここで勝って大舞台へ存在をアピールする 」で触れたように、ここへ向けて着実に上昇ムードが漂っています。
経験値という意味では、一足先に重賞で結果を出していて、同じ上がり馬でもジャックドールより上。オッズの面でも非常に美味しい1頭です。