東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2024年6月1日]

【安田記念】マイル適性の高さに賭ける!

ギャンブラーなら好悪の感情は避けたいもの。好きな馬もいれば嫌いな騎手もいる。客観的な判断が狂う場合もある。もともと好きになれない横テンが勝ったダービーは馬券とは縁のない結果だった。

でも、後日談を聞くと考えさせられる出来事があった。そもそも皐月賞のゲートイン直前でダノンデサイルは取り消したが、これは横テンの判断らしい。騎手としては大英断であって、勇気がいるし、なかなかできることではないという。

その後、横テンは同馬にかなり気をつかって面倒をみていたとか。それを知っていた豊さんは横テンと同馬に対してひどく警戒心を持っていたらしい。ここまで来ると、騎手仲間でなければ、なかなか見抜けることではない。

いやはや、今後、馬券検討に好悪を離れて老獪な横テンの判断力には一目おくことにしよう。

香港から⑦ロマンチックウォリアーと⑮ヴォイッジバブルの2頭が参戦して、国際G1らしいレースになった。

口撃機関銃ヤマさんは、洋芝が舞台の香港馬だから、スピード競馬になる東京なら日本馬が有利との診断。日本の大将格は⑩ソウルラッシュと⑰セリフォスと前置きして、前走ヴィクトリアMで出遅れて全く走っていない⑤ナミュールを本命に抜擢した。人気急落でも豊さんの継続騎乗は魅力があるらしい。相手本線は⑰で馬連1点が勝負馬券とか、あとは⑦、⑩、⑮の3頭を厚目にして、馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャンブル狂師ミノ先生も、ヴィクトリアMからの牝馬が5年連続馬券内というご指摘で、⑤ナミュールに注目する。相手は②、⑦、⑩、⑰で馬連・ワイドで流すらしい。

穴党専科のマスター・ジュンは、前走で復活の兆しが見えた⑱ダノンスコーピオンに注目する。福永調教師が自ら調整し、このところ惜敗つづきの悔しい戸崎騎手に大仕事をしてもらいたいとかで、単複で狙うらしい。

ところで、ルメール騎手が人気薄の馬に乗っていると、やはり怖いものがある。⑨パラレルヴィジョンはマイル戦3戦3勝で適性が高いことに賭けてみる。相手は満を持して休養明け2戦目の川田騎乗の⑰セリフォスを狙う。雨が心配だが、多少の雨なら問題ないだろう。


安田記念
⑨-⑰ ワイド1点で勝負する
⑨-⑰ 2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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