東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2026年6月7日]

【安田記念】ヒントは紫陽花の色にあり!?

6月と聞くと、アジサイの季節が目に浮かぶ。漢字で記すと紫陽花となるから、アジサイのさまざまな色のなかでも、紫系というよりも青紫系がなじみの色であるだろう。土壌によって色が変わり、もともと酸性かアルカリ性かで、色調が異なるらしい。青紫系の花色は酸性が強いと出てくるというが、アルカリ性が強いとピンク系になるらしい。「燃える紫、ほんのり紅く、愛のしるしを散りばめて」(あじさいの歌:石原裕次郎)と奏でるのがアジサイの白眉らしい。

ダービーが終わっていささか気の抜けた感の稿撃機関銃のヤマさんだが、まずは人気馬の死角探しに余念がない。ルメール人気の⑰トロヴァトーレはパンパンの良馬場希望は望めそうもないし、4年連続出走の⑭ガイアフォースは7歳がどうかだし、⑯パンジャタワーは昨年のNHKマイルの優勝馬でマイルがベストだが体型がスプリンター寄りになっているのが懸念されるとか。でも、実績から本命は⑯、相手本線は、⑭、⑨ウォーターリヒト、⑧シャンパンカラーで迷いなし。馬連・3連複・3連単で狙うらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、ジャンタルマンタルさえいなかったら去年、安田記念もマイルCSも連勝したはずの⑭ガイアフォースが本命で単勝・馬連・3連単でいくらしい。穴党専科の旧マスター・ジュンさんは、復活の兆しがみえる一昨年の桜花賞馬⑥ステレンボッシュに期待して、馬連・ワイドで狙うらしい。

さて、今や旬の「あじさいの歌」の白眉にちなんで、青とピンクで狙うのがベストマイラー決定戦の秘訣である気になってきた。青色の4枠とピンク色の8枠が浮上するが、どの馬を選ぶかが肝心だ。4枠はこのところ凡走つづきの⑧シャンパンカラーがそろそろ康誠おじさんのしごきに応えて好走してもいいころ。もう1頭は強い4歳世代から⑯パンジャタワーには昨年のNHKマイル優勝を思い出してもらいたいもの。このところ好調の松山騎乗もなんとなく心強い気がするが。


安田記念
⑧-⑯ ワイド1点で勝負する
⑧-⑯ 2頭軸の3連複15点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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