東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2023年2月18日]

【フェブラリーS】実績と持ちタイムに注目

私が競馬を始めたころ、野平祐二騎手や加賀武見騎手がどんとかまえており、若手に武邦彦騎手や福永洋一騎手がめきめきと目立っていた。洋一騎手は天才の異名があるほど思いがけない乗り方で度肝をぬいたが、なかでも昭和51(1976)年天皇賞(春)のエリモジョージは強烈きわまりないものだった。馬場悪化で嫌われたせいか17頭立ての12番人気。ところが洋一騎手は秘策を練って馬場のいい外を回って単騎の逃げにでた。どんどん逃げまくり、急追を斥け、3200mを逃げ切ってしまったのだ。あざやかでびっくり仰天だった。

その後、落馬負傷で騎手生命を絶たれたが、息子の祐一騎手が父に劣らぬ活躍をみせたのは衆知のこと。調教師転身で明日の騎乗が日本で最後になるという。たまたま居酒屋「青夷」グループ+高校同窓グループが来賓室で合同観戦できる。福永祐一騎手の勇姿をしっかり目に焼きつけようではないか。

さて、フェブラリーSは、口撃機関銃ヤマさんによれば、地方所属馬と牝馬はこのレースにはまったく不用とか。これで人気の⑬スピーディキングはばっさり切れるという。狙いは、前走6着でも追込みが目立った③ケンシンコウにするらしい。相手本線は、④ドライスタウトと1番人気⑦レモンポップでいくとか。馬連・3連複とおとなしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、10戦して連対100%の本命⑦レモンポップからリピーターの2頭⑪ソリストサンダーと⑩テイエムサウスダンへの馬連・ワイドでいくらしい。穴党専科のマスターはフェブラリー3度目の⑮レッドレゼルに注目しているという。

冬の東京競馬場は好天なら富士山があざやかに見えるから嬉しくなる。外国馬②シャールズスパイトの参加も嬉しくなるし、なんといってもBCマイルの2着馬だ。ここは敬意を表しておきたい。もう1頭はダート1600mの持ちタイムが1番の⑩テイエムサウスダンを狙ってみる。ルメール騎乗で前走の雪辱を期待したい。


フェブラリーS
②-⑩ ワイド1点で勝負する
②-⑩ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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