東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年02月19日]

【フェブラリーS】馬券的中で爽快に美酒を味わいたい

ジェンダー論がイデオロギー化している昨今、男と女の差異を問題視すれば社会的制裁を受けかねない。なにやらアメリカでは、男女の頭脳の差異を研究することなど、ほとんどできないらしい。生殖能力に関する役割分担があるだけで、ほかは差異があってはならないというわけだ。

その点で、競走馬なら牡馬と牝馬の差異を問題にしても、おとがめはない。牝馬は夏場に強いが冬場の厳寒期には弱いという。さらに、私見では、白馬あるいは芦毛馬は冬場には弱いと思っている。陽光の吸収について、白っぽい馬は吸収しにくいので、温まりにくいのではないだろうか。逆に夏場は陽光を妨げるから、快適な体温でいられる。

さて、今年最初のG1フェブラリーSには、人気の⑪ソダシが出走する。牝馬にして白馬だから、冬場に弱い典型ではないだろうか。逆に夏場は絶好調なので、8月の札幌記念でラヴズオンリーユー以下の古馬を退けたあの強さは、本物だったと言っていいだろう。

居酒屋「青夷」の馬券常連組、口撃機関銃ヤマは、確勝クラスのテーオーケインズ、チュウワウィザードがサウジC遠征で不在のせいで、実力伯仲の難解なレースとしながらも、④アルクトスが一押しらしい。東京ダート5勝のコース巧者だし、前2回のフェブラリーSはともに9着敗退でも、三度目の正直に賭けるとか。馬連・3連複・3連単で狙うらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、マイル戦14戦中11戦が馬券内の9歳馬⑯エアスピネルを狙うらしい。2歳時の朝日杯FSの半馬身差2着以来、G1レースにあと一息で届かないことに同情を禁じえないようで、単勝・馬連・ワイドでいくという。穴党専科のマスターは、とにかく気分よく走ると怖い8歳馬③インティに注目して、すべてを武豊任せで狙うらしい。

さて、冒頭にふれた懸念材料があり、ここは⑪ソダシは消し。私の「この一頭」は5歳馬⑮テイエムサウスダンを狙ってみる。地方競馬での好走が多かったが、前走で東京の根岸Sを勝って波に乗っていそうだ。相手は地方のG1を勝って上昇気配の⑤レッドルゼルが川田騎乗もあって3着までは来そうな気がする。天気は崩れそうだが、馬券的中で爽快に美酒を味わいたい。


フェブラリーS

⑤-⑮ ワイド1点で勝負する

⑤-⑮ 2頭軸 3連複総流し14点で遊ぶ


■オススメ

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧