完全攻略ファイル No.5
【マイルCS】豪脚全開の時は来た!ソダシを飲み込むのはこの馬
昨年の
マイルチャンピオンシップ(阪神・芝1600m)は引退レースとなったグランアレグリアが上がり3ハロン32.7秒の末脚で有終の美を飾りました。
過去の傾向を見てみても逃げ・先行タイプより控えた馬が好結果を残しているレース。そこで注目したいのが、キャリア11戦のうち直近の4戦連続を含む7戦でメンバー最速の上がりを叩き出し、10戦で上がり3位以内をマークしている
ジャスティンカフェです。
まだ重賞勝ちはないものの、前走の毎日王冠も上がりはメンバー最速。その内容も結果的にサリオスに差される形になりましたが、ジャスティンカフェが終始外を回って、さらに先に抜け出す形になった一方、サリオスは直線で少し狭くなったのが逆に幸いしてうまく脚が溜まり、最後は目標にされての惜敗。勝ちに等しいレースでした。
前走からの連続騎乗となる
福永祐一騎手のモチベーションにも注目。このマイルチャンピオンシップは過去10年で8回騎乗して2着と3着が2回ずつ。それ以前に遡っても2着が3回、3着が2回があるものの、トータル(0-5-4-13/22)であと一歩このタイトルに手が届いていません。
福永祐一騎手のマイルCS好走実績
20/11/22 2着 インディチャンプ
17/11/19 3着 サングレーザー
14/11/23 2着 フィエロ
13/11/17 3着 ダノンシャーク
10/11/21 3着 ゴールスキー
05/11/20 3着 ラインクラフト
02/11/17 2着 エイシンプレストン
01/11/18 2着 エイシンプレストン
99/11/21 2着 キングヘイロー
今回は3度目の騎乗で脚の使いどころは掴めているでしょうし、2走前のエプソムカップは重馬場、デビュー戦は不良馬場でも最速の上がりをマークしていて、馬場状態を問わず、確実にいい脚を使えるのも強力な武器。単勝オッズではサリオスに少し水を開けられていますが、そこまでの差はないと見ていいでしょう。
わずか11戦というキャリア面から、さらならパフォーマンスアップを期待できる素質馬。悲願のマイルチャンピオンシップ初勝利を狙う福永騎手の手綱さばきも含めて注目の1頭です。
関連記事
【平井雄二のBe The Winner】マイルCS・歴代好走馬に共通する意外な好走条件を満たす2頭!