穴馬券ネオメソッド(予想公開編)
出世の遅れた素質馬を狙うレース
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【穴馬券ネオメソッド】
中京11R 中日新聞杯(芝2000m)
最終週に行われる高松宮記念もそうですが、新装後の中京コースは、徐々に変容を遂げており(というより、施行回数が増えてようやく本来の性質に近づいてきている)、過去の傾向があまり参考にならないことも少なくありません。
この中京芝2000mで行われる重賞競走も、ここにきて多少なりとも傾向が変化していると思います。
【これまでの中京芝2000m重賞好走血統】
13年愛知杯3着コスモネモシン(母父シングスピール)
13年金鯱賞1着カレンミロティック(父ハーツクライ)
13年金鯱賞3着ウインバリアシオン(父ハーツクライ)
13年中日新2着アドマイヤタイシ(父シングスピール)
12年愛知杯1着エーシンメンフィス(父メダグリアドーロ)
12年愛知杯2着サンシャイン(父ハーツクライ)
12年金鯱賞3着アドマイヤラクティ(父ハーツクライ)
新設当初の中京芝2000mといえば、ハーツクライとサドラーズウェルズがドル箱でした。人気馬、人気薄問わず、この系統を持った馬がバンバン穴を開けていましたからね。元々、中京芝コース自体が他場に比べて時計が掛かる鈍重馬場であることから、この傾向も理に適っており、納得の血統傾向だったと思います。
【昨年の中京芝2000m重賞好走血統】
14年愛知杯1着ディアデラマドレ(キンカメ×SS)
14年愛知杯2着キャトルフィーユ(父ディープインパクト)
14年愛知杯3着スイートサルサ(デュランダル×ダンチヒ系)
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14年金鯱賞1着ラストインパクト(父ディープインパクト)
14年金鯱賞2着サトノノブレス(父ディープインパクト)
14年金鯱賞3着エアソミュール(ジャンポケ×SS)
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14年中新杯1着マーティンボロ(父ディープインパクト)
14年中新杯2着ラキシス(父ディープインパクト)
14年中新杯3着ラブリーデイ(キンカメ×ダンス)
しかし、昨年1年間にこの条件で行われた重賞は、一気に傾向が変化した様相。とにかくディープ産駒が来まくっており、その他の血統もキンカメやジャンポケなど、いわゆる王道系に属する種牡馬たち。以前のように重たいだけの馬では、根本的に速力不足になるケースが増えています。
依然として、条件レベルの中京芝2000m~2200mのレースでは、速力負けが前提の重たい血統を持った穴馬を狙って問題ありません。チチカステナンゴがこの中京芝コースを得意にしている(芝2000mの単複回収率は、それぞれ220%と110%)ことが、その証左と言えます。
しかし、重賞レベルにおいては、多少イメージを変えないといけないようです。かつての新潟コースがそうだったように、新装したコースに関しては、序盤では1~2年のスパンで傾向が変化しやすいので、注意して臨まなければなりません。
さて、そういったフラットな視点で中日新聞杯を見るわけですが、このレースに関しては、過去2回の結果に共通項がありますね。
【過去2回の中日新聞杯】
14年10人1着マーティンボロ(出世が遅れたディープ産駒)
13年5人1着サトノアポロ(母父ベーリング、重賞2戦目の5歳馬)
この2頭に共通しているのは、出世が遅れた素質馬だったということ。マーティンボロは元々が遅生まれということもありますが、未勝利脱出までに6戦を要し、その後も条件戦を勝ち上がるのに苦労した結果、昨年の中日新聞杯がデビュー17戦目の初重賞挑戦でした。
また、一昨年の勝ち馬サトノアポロも度重なる長期休養が出世の足かせになっていたとはいえ、やはりなかなか重賞挑戦まで辿り着けなかった馬。その前走のAJCCで初めて重賞に挑戦し、昨年の中日新聞杯が2度目の重賞挑戦でした。
いずれも素質があると言われながら出世に手間取ったクチ。時期的な問題があるのかもしれませんが、こういうタイプが連続好走しているという傾向は興味深いですね。今年はこれをベースに考えてみようと思います。
④マイネルミラノ(未勝利脱出に手間取り、3走前まで条件馬)
⑤ダノンジェラート(出世が遅れたクチ)
⑩デウスウルト(3走前まで条件馬)
このあたりが狙える馬の候補だと思います。そして、この中から選ぶ馬は……
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