穴馬券ネオメソッド(予想公開編)
いかにも…な血統と、まさか…の血統
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【穴馬券ネオメソッド】
札幌11R・クイーンS(芝1800m)
函館で行われた昨年は対象外として、札幌施行時に限定して過去の結果を検証すると、次の血統傾向が浮かび上がります。
1.欧州血統保持馬
2.特にサドラー絡みに要注意
3.なぜか暗躍するボールドルーラー系内包馬
この3つです。まずは欧州血統の重要性から。そもそも、重たい洋芝で行われる北海道開催は、総じて欧州性の強い血統が激走しやすい下地がありますが、このレースもその例に漏れずといったところでしょうか。
【クイーンSで好走した欧州血統保持馬】
12年1着アイムユアーズ(母父エルコンドルパサー)
12年2着ラブフール(母父エルコンドルパサー)
11年1着アヴェンチュラ(父トニービン系ジャングルポケット)
11年2着コスモネモシン(母父シングスピール)
10年1着アプリコットフィズ(父トニービン系ジャングルポケット)
09年1着ピエナビーナス(母父カーリアン)
07年3着ディアチャンス(母父マルゼンスキー)
06年2着ヤマニンシュクル(母父ニジンスキー)
05年2着ヘヴンリーロマンス(母父サドラーズウェルズ)
04年1着オースミハルカ(父フサイチコンコルド)
04年2着エルノヴァ(母父サドラーズウェルズ)
基本的には欧州血統、その中でも凱旋門賞血統に分類されるくらい、重たい血を持った馬が走りやすいという点は、まず最初の認識として持っておいていいでしょう。そもそもがこの手の系統が走りやすいコースですから、これは必然のテーマと考えることができます。
さらに、欧州血統の最高峰であるサドラーズウェルズに絡んだ血統もよく好走しています。上記の例でいえば、昨年の勝ち馬アイムユアーズの父ファルブラヴは、サドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキングの仔。また、エルコンドルパサーもキングマンボにサドラーズウェルズという配合の馬です。ストレートにサドラーの系統を母父に持っていた11年2着コスモネモシンは、当時10番人気という超低評価からの激走でした。
と、ここで終われば何ていうことはない北海道シリーズの重賞らしいポイントなのですが、ここから先がやや奇妙。
このレースにはもうひとつ、隠れテーマが存在します。それが『ボールドルーラー系の暗躍』。正直、明確な根拠は分かりかねるのですが、欧州血統とは真逆と言える、米国血統の代表選手ボールドルーラー系を保持または内包している馬が、やたらと馬券に絡むという傾向が存在します。
【クイーンSで好走したボールドルーラー系保持、内包馬】
12年1着アイムユアーズ(父母父)
11年2着コスモネモシン(母母父)
10年2着プロヴィナージュ(母母父)
10年3着カウアイレーン(母母父)
09年3着アメジストリング(母父)
08年1着ヤマニンメルベイユ(母母父)
07年2着イクスキューズ(父)
06年2着ヤマニンシュクル(母母父)
04年2着エルノヴァ(母母父)
う~ん、正直、どうしてこうもボールドルーラー系が絡むのか、その理由は良く分かりません。これで、フォーティナイナーやらワイルドラッシュやら、周辺の米国血統も一緒に絡んでいるなら話は分かるのですが、本当にこの系統だけですからね。しかも、上記の通り“やたらと”絡むわけです。さすがに、これを無視する手もありませんから、単純な血統傾向として『ボールドルーラー系保持、内包馬に注意』としておくしかありませんね。
一応、札幌競馬場固有の傾向とも合致している欧州血統(特にサドラー絡み)を重視しつつ、ボールドルーラーの血をどこかに隠し持っていないか?という点にも注目する。これがクイーンSの血統テーマということになります。
今年のメンバーを見渡すと、
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