境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年12月15日]

実は意外に過酷な朝日杯

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【日曜の穴馬券ネオメソッド】

中山11R朝日杯FS 芝:1600M

まずは、過去の朝日杯FSの血統傾向の分析です。

【朝日杯FSの注目好走血統】
12年1着ロゴタイプ
(父ローエングリン)
12年3着ゴットフリート
(父ローエングリン)
11年2着マイネルロブスト
(父ゼンノエルシド)
11年3着レオアクティブ
(母父オペラハウス)
10年3着リベルタス
(ローエングリンの弟)
09年2着エイシンアポロン
(母父サドラーズウェルズ)
09年3着ダイワバーバリアン
(父マンハッタンカフェ)

サドラーズウェルズの系統、ニジンスキー系、サンデー系の中でもスタミナ色と底力に優れたマンハッタンカフェ産駒。このレースのポイントは『欧州的なスタミナと底力』だと思います。

実は、昨年までは「持続力が必要なレースで、ダート血統有利」と考えていました。前半から淀みないペースで流れることが多く、直線でバテ合いになること、また、過去の好走馬がダート的側面を持っていたことから、結構長い間「朝日杯はダート血統」としていたのですが、どうも上手く行かないケースが多く、もう一度考え直してみたところ、持続力は重要でも、ダート的な馬力で押す持続力ではなく、苦しくなった終いでひと踏ん張りする底力に裏打ちされた持続力がより重要なのではないか?と思い立ったわけです。

考えてみれば当然の話で、このレースは中山マイル戦らしく、前半で11秒台が並ぶ前傾ラップになりやすく、おまけに最後に急坂が待ち構えていることから、かなり過酷なレースになります。その過酷なレースに対応できる力が要求されるのは当然の話で、そうなれば「欧州的な底力、スタミナ」の重要性は高まるわけです。

※ちなみに、「底力」という言葉の意味について、私は「苦しいところでひと伸びできる力」と定義づけています。この力を持っている馬は、激流のバテ合い競馬やレベルの高いGⅠに強いです。基本的には米国血統よりも欧州血統の方がこの力を持ち合わせていると考えています。

こういう言葉って一般的に使われていますが、ちゃんと定義づけてもらいたいですよね~(上記はあくまで私の使い方です。これが正式というわけではないかもしれないのであしからず)。

閑話休題。朝日杯FSの過去を検証してみても、冒頭に記したように欧州的な血統を持った馬が意外に好走しており、欧州的な底力の重要性を示唆しています。

ちなみに、こういう発想の転換に思い立ったのが昨年のローエングリンの1、3着(プラス弟リベルタスの好走歴)。ローエングリン産駒と言えば、当欄で何度も指摘している通り『レコードが出るような競馬で強さを発揮する』という特徴があります。レコードが出る競馬というのは、道中のアップダウンが少なく、平均的に脚を使い続ける競馬です。そういった競馬に適性があるということは、すなわち、苦しい流れを追走し、なお最後にもうひと踏ん張りできる力があるということに他なりません。

今回はちょっと抽象的な話が厚くなってしまって申し訳ありませんが、要するに、朝日杯FSで要求される能力は

「欧州的な底力」

だと考えるわけです。血統的に言えば『欧州血統』『スタミナ血統』『消耗戦に強い馬』

をピックアップするべきでしょう。

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『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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