馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年6月29日]
過去の傾向と開幕週施行をどうリンクさせるか?
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福島11R ラジオNIKKEI賞の馬券の鍵は「持続力血統」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?
【土曜の穴馬券ネオメソッド】
【日曜】福島11RラジオNIKKEI賞 芝1800m
◎(10)ダイワブレイディ
今年は開幕週に行われるこのレース。それによる影響については後述するとして、まずはこのレース固有のポイントから。
ラジオNIKKEI賞のポイント
・欧州血統またはダート血統、持続力血統が重要
・1600m以下に実績があるタイプが強い
・速い上がりは不要
この3つです。1つ目のポイントに関しては相反する血統を挙げているようにも見えますが、ともに瞬発力より持続力に秀でている血統という共通点があります。このレースは毎年3角過ぎからマクリ合いになることが多く、かなり早い地点からアクセルを吹かしてゴールまで雪崩れ込む力が要求されます。その結果として相当な持続力が求められるわけですが、それを欧州的な底力(ゴール前のバテ合いでひと伸びする力)で補うか、ガリガリ行って雪崩れ込む米国的な競馬に対する適性で補うかの差だと思っていただければいいと思います。質は違いますが、何らかの形で長く脚を使って踏ん張る力を持っている必要ということ。ついでにいえば、溜めてビュッと切れる軽い瞬発力は求められていないということです。
また、1800mという距離で行われるにもかかわらず、意外に1600m以下に実績のある馬、またはその辺りの距離に適性がありそうな血統を持った馬が走りやすいという傾向も重要。これは小回りの恩恵。毎年、1600m以下の距離に実績がある馬(または1800以上に実績がない馬)が馬券に絡むのがこのレースの特徴です。
さらに、今年は開幕週の施行となりますから、この点についても考慮しなければなりません。夏の福島開幕週に行われる芝1800mの特徴とは何か?それは、『前に行けること』『そこから速い上がりを使うのではなく、ダラダラと雪崩れ込む力が重要』ということです。
【参考:夏の福島開幕週芝1800m開幕週の傾向】
※良馬場施行に限定します。
勝ち馬の通過順 2着馬の通過順 レース上がり
12年1000万下 3-2-1-1 1-1-2-2 36.0
12年500万下 6-6-3-3 2-2-2-2 36.1
12年未勝利 6-6-5-4 1-1-1-1 36.7
10年500万下 4-4-4-4 6-5-4-4 35.2
10年1000万下 1-1-1-1 6-6-4-2 35.7
10年500万下 12-12-12-7 3-5-4-4 35.9
10年未勝利 5-7-5-4 5-3-3-2 35.6
3角5番手以内の位置にいること、上がりの掛かる競馬に対応できることが好走の条件であることが分かると思います。ある程度前付けして、そこから速い脚を使わずに雪崩れ込めるような馬、それが開幕週の福島芝1800m向きの馬ということになります。
ということで、今年のラジオNIKKEI賞のポイントをまとめると
・持続力血統
・1400m~1600mに実績がある馬
・3角5番手以内に付けられるくらいの機動力
・速い上がりを使わずに好走している馬
これが今年のラジオNIKKEI賞では重要な要素となります。
このテーマに沿って今年買うかどうか検討すべき馬は以下のとおり
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