馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年12月16日]
クラシック『非』直結性がテーマ
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
中山11R朝日杯FS 芝1600m
◎(3)ゴットフリート
朝日杯FSのポイントは、次のとおりです。
1.Nダンサー系>ミスプロ系>ロベルト系>サンデー系
2.やっぱり内枠が有利
3.近年は1400m実績馬が強い
結構顕著にこういった傾向が出ています。ローズキングダムのイメージが強いことから、先々まで活躍するA級素質馬に目が行きがちですが、実際は、このレースで出涸らしみたいな馬が来るのが常。それを物語るのが、血統的にサンデーの系統が極めて弱いという傾向。
【朝日杯FS系統別成績:過去10回】
・Nダンサー系
(4-5-0-20/29)勝率13.8% 連対率31.0% 複勝率31.0%
・ミスプロ系
(2-1-2-24/29)勝率6.9% 連対率10.3% 複勝率17.2%
・ロベルト系
(2-0-1-9/12)勝率16.7% 連対率16.7% 複勝率25.0%
・サンデー系
(1-3-5-39/48)勝率2.1% 連対率8.3% 複勝率18.8%
親玉のサンデーサイレンスに始まり、今尚、クラシック戦線の中核を形成しているサンデー系産駒がこの低調ぶり。このレースがいかに、クラシック非直結性を持っているかお分かりいただけると思います。
代わって、このレースと非常に相性が良いのがNダンサー系。正直、そのNダンサー系の中でも、多種多様な系統がまんべんなく来ているので、「Nダンサーのどのタイプが良いのか?」という問いに明確な答えを出すことはできないのですが(これは結構ツライところ)、やたらと来ることは間違いないので、あまり小難しく考えずに、ザックリと「Nダンサー系が来やすい」と、総じて注意しておいた方がいいでしょう。
続いて、中山マイルというトリッキーなコース形態から、セオリー通り、内目の枠を引くことが理想。あんまり極端な内枠だとドン詰まりの危険性が強まってしまいますが、外を振り回されてしまうような外枠は割引が必要になります。
【朝日杯FS枠順別成績:過去10回】
1枠 2- 1- 4-12/19 勝率10.5% 連対率15.8% 複勝率36.8%
2枠 3- 2- 1-13/19 勝率15.8% 連対率26.3% 複勝率31.6%
3枠 1- 2- 1-16/20 勝率5.0% 連対率15.0% 複勝率20.0%
4枠 2- 1- 2-15/20 勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率25.0%
5枠 0- 1- 0-18/19 勝率0.0% 連対率5.3% 複勝率5.3%
6枠 2- 2- 1-15/20 勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率25.0%
7枠 0- 0- 0-20/20 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
8枠 0- 1- 1-17/19 勝率0.0% 連対率5.3% 複勝率10.5%
最後に、1400m性というテーマについて。これは、特に最近になって顕著になってきている傾向です。
昨年も、3着レオアクティブが京王杯2歳S勝ち馬でしたし、2010年は京王杯2歳Sでワンツーを決めた2頭が1、2着。09年は京王杯2歳S勝ち馬エイシンアポロンが2着で、3着ダイワバーバリアンも1400mで2勝を挙げていました。
サンデーの支配力が低く、内枠でロスなく立ちまわれる機動力が必要、そして、1400m実績馬が強いというポイントをまとめると、この朝日杯FSは…
「溜めても切れない非サンデーの持続力タイプで、内枠を引いた馬を探せ」
と、レースの本質を見極めることができます。
当然、枠順発表が出るまで本命馬が決まらなかったわけですが、この並びなら
3.ゴットフリートが中心になりそうです。
父がNダンサー系ローエングリン。サドラー系保持馬といえば、昨年8番人気で3着したレオアクティブ(母父オペラハウス)、09年2着エイシンアポロン(母父サドラーズウェルズ)など、意外とこのレースと相性が良いですよね。
ローエングリンごときがG1で来るか?という意見もあるようですが、既述の通り、このレースはクラシックとの非直結性がひとつのテーマ。そう考えれば、こういったマイナー種牡馬(この先、どうなるか分かりませんがあくまで現時点で)の方が、魅力はあると思いますよ。
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