馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年10月7日]
典型的前哨戦ホース、そして秘めるマイル適性を狙う
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
東京11R毎日王冠 芝1800m
◎(8)タッチミーノット
この毎日王冠の傾向はというと…
1.典型的なステップレースである。
2.起伏の少ないラップ推移から、高速決着になりやすい。
3.マイラーが意外と強い
この3つです。これは昨年も指摘したことですが、重要なポイントなのでもう一度書いておきます。
過去の毎日王冠を見ると、まず最初に気付くのが、ウオッカが2年連続で2着に敗れているということ。あれだけの名馬が、2年も続けて負けているという事実は、かなり重大なポイントとして取り上げるべきこと。さらに遡れば、天皇賞・秋~マイルCS~安田記念とGI3勝、最盛期にあったダイワメジャーも3着に敗れています。昨年こそ人気馬同士の順当決着となりましたが、基本的にこのレースは極めて人気馬が走りづらい条件と言えます。
では、人気馬が走りづらいとはどういうことか?このレースが、秋緒戦、天皇賞・秋を睨む位置にあるGII戦であることから、このレースの人気馬は、すなわち天皇賞・秋を狙うようなGI級の馬。ということは、毎日王冠=人気馬が走りづらい=GIとは違った適性が要求されるという図式が成り立ちます。ダラダラと書いても仕方ないので結論から書きますが、要するに、1800mという条件そのままに、極めて非根幹距離性が強いんですね。だからこそ、主流距離での強さが要求されるGI級がコロコロ負けるわけです。それに加えて、GI級の馬には先を見据えているという仕上げの面でのスキもあります。これが先述した1.典型的なステップレースであるというポイントです。
さらに、開幕週という馬場設定から、高速決着が原則。しかも、非根幹距離性が強いことから、速い上がりで時計が速くなるのではなく、ダラダラと脚を使う力が要求されます。これが2.起伏の少ないラップ推移から、高速決着になりやすい、というポイントですね。
さらに、意外と「マイル実績のある馬、または、この先にマイルで好走する馬」が強いというポイントも存在します。
【安田記念とマイラーまたは隠れマイラー】
11年2着リアルインパクト(安田記念覇者)
10年2着エイシンアポロン(この後、マイルCS勝ち)
09年1着カンパニー(この後、マイルCS勝ち)
08年1着スーパーホーネット(マイルGIで再三好走)
06年2着ダンスインザムード(桜花賞、Vマイル勝ち)
05年2着テレグノシス(NHKマイル勝ち)
といった具合です。開幕週の高速決着が常識のレース。だからこそ、マイルでタイトルを獲れるくらいのスピード能力が必要ということ。特に、最近ではカンパニーやエイシンアポロンのように、中距離でもソコソコ走っており、このレースの後にマイルでGI(を獲るような馬が走りやすくなっています。このレースに関しては余計なことなので割愛しますが、近年のマイルCSの流れが、非根幹距離のこのレースの流れに極めて近くなっていることが、その要因とも言えます(詳細はマイルCSの時にまた書くことになるでしょう)。
以上のことから、このレースでは非根幹距離性の強い持続力タイプ。マイル適性を隠しているような人気薄を狙うことが穴馬券の肝となります。
今年の本命は、、
8.タッチミーノットとしました。父は昨年のダークシャドウ、07年のチョウサンと同じダンスインザダーク。言わずと知れた、非根幹距離適性の高い持続力偏重のサンデー系です。溜めてビュッと切れる脚に欠けるタイプだからこそ、持続力が問われるこのレースには最適というわけです。
この馬自身、ラスト4F11.7-10.9-10.3-11.9秒という持続力比べになった新潟記念で前付けして2着に好走。他の先行馬が全部沈んでいる流れを考えれば、かなり強い内容であり、同時に高い持続力を証明しています。どうしても重賞に手が届かない個性も、逆に非根幹距離で覚醒する可能性を示唆するもの。おそらく、大成するならマイル路線という読みも含めれば、大駆けの期待は高まるばかり。『私に触らないで~タッチミーノット~』、そうはいきません。
相手は超難解
予想はユーザー登録のあと!!