馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年8月25日]
ロベルト、トニービン、そしてマクれるタイプ
【土曜の穴馬券ネオメソッド】
札幌11RエルムS ダ1700m
◎(8)グランドシチー
エルムSというレースのポイントは、以下の3点。
1.基本的にはロベルト系保持馬から探す。
2.穴はトニービンの系統。
3.マクる競馬に対応する力が必須。
ほぼ、この要素を満たしている馬から連対馬が出ると考えておいていいでしょう。
まず血統面から解説していきたいと思います。
【ロベルト系保持馬の好走例】
11年1着ランフォルセ(父シンボリクリスエス)
11年2着オーロマイスター(母父リアファン)
10年2着オーロマイスター(母父リアファン)
08年2着トーセンブライト(父ブライアンズタイム)
07年1着メイショウトウコン(父マヤノトップガン)
07年2着マコトスパルビエロ(父ブライアンズタイム)
と、毎年のようにこの系統を持った馬が連対しているという実績があります。元々、このロベルト系という系統自体、小回りダ1700mに滅法強いので、この結果も当然と言えるでしょう。
ただし、注意しなければいけないのは、とにかくサンプル数が多く、この系統を持った人気馬が飛んだりすることも多数ということ。確かに、上記した馬の中には、昨年のオーロマイスター(8番人気)や08年のトーセンブライト(7番人気)など、人気薄で激走する馬もいるのですが、残りは基本的に人気馬。しかも、先述の通り、人気でも平気で飛ぶケースがあるので、ロベルト系なら飛びつけ!というレベルの傾向ではないと見ています。買いたいと思った馬がこの系統ならばなお良し、という程度の捉え方で十分かなとも思います。
【トニービン系保持馬の好走例】
10年1着クリールパッション(母父トニービン)
08年3着エアアドニス(父エアダブリン)
06年3着オーガストバイオ(母父トニービン)
03年1着アドマイヤドン(母父トニービン)
わずか4頭のみの好走例ですが、実は、このレースに出走したトニービン系保持馬は、全部でのべ5頭しかいません。唯一馬券圏内に入れなかったのが、昨年のクリールパッション(7番人気6着)だけで、他は全部馬券になっているという恐ろしいハイアペレージを残しているんですね。しかも、その実績中、エアアドニスは8番人気、オーガストバイオは10番人気。人気薄での出走があれば無条件で買った方が良いでしょう。
最後に、「3.マクる競馬に対応する力が必須」というポイント。これはもう一目瞭然です。
【エルムS過去5年の上位馬位置取り】
11年1着ランフォルセ 12-12-8-4
2着オーロマイスター 6-6-4-2
10年1着クリールパッション 7-7-6-4
2着オーロマイスター 3-4-3-2
08年1着フェラーリピサ 3-3-3-3
2着トーセンブライト 8-8-6-4
07年1着メイショウトウコン 10-9-8-3
2着マコトスパルビエロ 2-2-2-1
06年1着ヒシアトラス 2-2-2-2
2着ジンクライシス 4-3-4-3
新潟で行なわれた09年を除く過去5年、エルムSの上位馬はこういったコーナー通過順を辿って好走しています。ほとんどの馬が、道中でその位置取りを上げていることがお分かりいただけるでしょう。直線までジックリ脚を溜めるような競馬では、ほぼ間違いなく取りこぼします。どこかで早めにエンジンを着火してポジションを押し上げる必要があるわけですね。もしくは、ある程度序盤から先行して雪崩れ込むか、いずれにしても、高いレベルの「機動力」が要求されるレースということです。
もちろん、このレースで初めてマクる形を取り、実際に成功させている馬もいます。しかし、やはりこれまでのレースでそういったマクる競馬を経験している方が望ましいのは当然のこと。既にその戦法で結果を出していることが武器になることは間違いないわけですから。
また、別の考え方として、1400mくらいのある程度スピードが問われる条件で好走している経験も意外と強みになります。過去の好走馬も、振り返って戦績を見てみると、1400mのオープンや重賞で好走した馬が多いということに気が付きます。これも取捨判断のポイントになるんじゃないでしょうか。
以上のポイントから、今年は
8.グランドシチーが絶好の存在に映りますね。ここ2走の位置取り、大沼S6-6-5-3、マーキュリーC8-10-4-2、これがいかにもな形です。
また、血統的にも母父にブライアンズタイム。ロベルト系をちゃんと持っています。相手強化で人気落ちでしょうが、タイプ的にはこの馬が一番合っているとみます。
相手関係ですが
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