馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年5月6日]
穴のカギは短距離馬
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
東京11RNHKマイルC 芝1600m
◎(16)ガンジス
動画で解説 ~NHKマイルC(G1)ほか、東京12R~
既に、色々なところで書かれている「毎日杯組の好相性」。過去10年で8頭が毎日杯からこのレースに臨み(4-1-0-3/8)という成績。勝率50.0%に、連対率62.5%。“ほぼ来る”という状況ですから、当然、マークが必要になることは言うまでもありません。今年はマウントシャスタ1頭のみが該当。必然的に、中心馬候補となります。
しかし、この毎日杯組優勢というデータのおかげで、盲点となる傾向があります。その傾向こそ、このレースで穴馬券を獲る肝。毎日杯組優勢=中距離経験重視=中距離適性という感覚から、以下の傾向が盲点になり、該当馬が人気薄になるという仕組みです。
1.ダート血統、短距離血統が重要。
2.このレースの好走馬には、将来的に短距離重賞で活躍する馬が多い。
3.マイルに実績のない馬でも馬券に絡む。
実は、このレースにおいて重視すべきは、1800m以上をこなせるような中距離志向の強い馬ではなく、むしろ、距離延長で人気を落としているような“短距離馬”なのです。
1.ダート血統、短距離血統が重要
11年1着グランプリボス(父サクラバクシンオー)
11年3着リアルインパクト(母トキオリアリティー)
10年2着ダイワバーバリアン(母フェニックスバード)
09年2着レッドスパーダ(タイキシャトル×ストームキャット系)
09年3着グランプリエンゼル(父アグネスデジタル)
08年2着ブラックシェル(父クロフネ)
08年3着ダノンゴーゴー(父ミスプロ系)
07年1着ピンクカメオ(父フレンチデピュティ)
過去5年だけに限っても、上位馬のこれだけがダート血統、短距離血統を持っています。道中で溜めて瞬発力勝負というイメージの強い東京マイル戦ながら、血統的にダート的なスピードと前向きさを持った馬が穴を開けやすいということが分かります。
昨年も、バクシンオー産駒のグランプリボスが勝ち、3着も、母が短距離戦線で活躍したリアルインパクト。やはり、『ダート血統、短距離血統が重要』というテーマに沿った馬が馬券になっています。
2.このレースの好走馬には、将来的に短距離重賞で活躍する馬が多い
11年1着グランプリボス→その後の良績は1400mの阪神C2着のみ
09年1着ジョーカプチーノ→11年のシルクロードS勝ち
09年3着グランプリエンゼル→次走で函館スプリントS勝ち
07年2着ローレルゲレイロ→09年スプリンターズS勝ち
06年2着ファイングレイン→08年高松宮記念勝ち
06年3着キンシャサノキセキ→10年、11年高松宮記念
他にも、05年の勝ち馬ラインクラフトが06年の高松宮記念2着といった例もあります。これは、今年後半以降の短距離GIを予想する上でも、非常に重要なポイントになりますね。先々まで覚えておいて欲しい傾向です。
3.マイルに実績のない馬でも馬券に絡む
09年の勝ち馬ジョーカプチーノ、3着グランプリエンゼル、08年3着ダノンゴーゴーなどが代表例。10年2着のダイワバーバリアンや06年の勝ち馬ロジックあたりも、マイルでソコソコ走ってはいましたが、勝ち鞍となると1400m止まりでした。
11年は朝日杯FSの1、2着で決着していますが、勝ち馬グランプリボスは1400mの重賞も勝っていましたし、3着リアルインパクトはそのグランプリボスが勝った京王杯2歳Sで2着でした(新馬勝ちは1400m)。マイル実績のない馬というテーマからは多少ズレていますが、中距離志向の強い馬でなかったという広義の捉え方はしておいた方がいいでしょう。
NHKマイルCの勝ち馬は、ダービーに出てくればその時点で有力候補となります。この点については、該当馬がいれば、またダービーの予想コラムで指摘しますが、こと穴馬券の肝という観点に立てば、明らかに“短距離志向の強い馬”を選ぶべきなのです。
今年は、
16.ガンジスに注目しています。母父がヴァイスリージェント系とダート色が濃く、母ジュメイラビーチもダート短距離で快速ぶりを発揮したダート的スピードタイプ。この馬自身も、新馬、500万とダートで好走しており、ダート色の濃い短距離実績馬と呼べる存在。普通であれば、府中のマイルは距離が長いと思われがちなこういったタイプが、このレースで穴を開けやすいわけです。
前走で差す形で結果を出せたことは大きな収穫。中1週続きで状態維持がカギを握りそうですが、人気薄なら絶好の狙い目であることは間違いありません。
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