うまスクエア

［2024年11月23日］

【ジャパンカップ】富士山に向かって全力を見せろ！

ヨーロッパの最強馬たちが、凱旋門賞を避けているような気がする。芝が深く重馬場になることが多い10月初めのロンシャンより、米BCや日JCの方がより公平な競馬ができるという気分があるのではないだろうか。

3歳のシティオブトロイはBCクラシックでいいとこなしだったが、芝馬がダートコースを走ったからしかたがない。だが、JCは最速の1マイル半の芝コースを走るのだから、オーギュストロダンらのヨーロッパ3頭はどんな走りを見せてくれるか、ワクワクする。

なにしろ、イクイノックス優勝のJCは、昨年の世界ベストワン・レースに選ばれた。今年は3頭もヨーロッパの有力馬が参戦して、想像を超える熱戦が期待される。こんなときは夢のような見世物に心を躍らせたいもの。

居酒屋「青夷」の面々は、スタート地点の芝場にビニールを敷いて数名で観戦するらしい。このところ体調に不安がある口撃機関銃ヤマはテレビ観戦らしいが、予想はバッチリ熱い。

府中が舞台では外国馬は軽視して、③ドウデュースと⑨チェルヴィニアには一目おくとして、本命は④ジャスティンパレスに賭けるらしい。休養明けの天皇賞(秋)4着から前進が見こまれ、距離延長もプラスとか。相手本線も③、⑨で、①ゴリアットと⑧オーギュストロダンはちょっと押えで、単勝・馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師のミノ先生は、東京の芝で3着を外したことのない⑭スターズオンアースの8枠を軸に手広く流すらしい。穴党専科のマスター・ジュンは、距離延長と休み明けを叩いた上積みに注目して人気の盲点⑫ソールオリエンスから馬連・ワイドで上位馬への総流しでいくという。

さてさて、われらのディープインパクト産駒にしてヨーロッパの至宝ガリレオを母の父とする⑧オーギュストロダン、しかも、Aオブライエン調教師、ムーア騎手、クールモア生産牧場とお膳立ても凄い。これだけ揃いも揃えば、「勝っていただきたい」と両手を合わせたいものだ。

ただ、この馬にはムラっ気がある。2度にわたるアスコット競馬場のKジョージ。凱旋門賞と並ぶヨーロッパ競馬の最高峰だが、無難に走りながら最終の直線になると急に走りたくなくなったようにズルズル下がりだした。同馬に東京競馬場の直線がどんな風景に見えるのだろうか。晴れていれば富士山に向かって走れるのだから、全力をみせてほしい。

相手は牝馬2頭、⑨チェルヴィニアと⑭スターズオンアース。長期休養明けでもそこそこ走る実績のある5歳牝馬に望みをかけてみる。人気断然の③ドウデュースが勝ったら、それはそれで嬉しいかぎりだ。


【ジャパンカップ】
⑧－⑭　ワイド1点で勝負する
⑧－⑭　2頭軸の3連複に①③⑦⑨の4点をからめて遊ぶ


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