うまスクエア

［2024年4月27日］

【天皇賞春】経験から頼りになることは証明済み！

オリビエ・ペリエ騎手の引退が公表された。一昔前まで毎年のように短期免許で来日し、数多くの大レースで活躍したことは記憶に新しい。有馬記念3連覇をふくむGI 12勝に輝き、外国人騎手が日本で注目される先駆けとなった。

ロンシャンやドーヴィルの競馬場でも日本人である私が「ペリエ！」と叫ぶと、にっこり笑ってくれる愛嬌のよさもあった。

でも、苦々しい思いをしたこともある。とくに2012年の凱旋門賞をパリの留学生たちとロンシャンで観戦していたときの悔しさは今でも忘れられないものがある。

わがオルフェーヴルが直線で抜け出したとき、留学生の一人と目を見合わせて「勝った！」と思ったが、内で粘っていた人気薄のソレミアが差し返してしまったのだ。よりもよって日本愛のあるペリエ騎手だったから、衝撃と悔しさはひとしおだった。

後で名人騎手だった岡部さんから、「あれはオルフェーヴル騎乗のスミヨン騎手があと50mぐらい追い出しのタイミングを遅らせていれば勝てたレースですよ」というコメントを聞いて、なおさら悔しさが募った。

どうせならペリエ騎乗だったら、日本馬の凱旋門賞制覇の悲願もなっていたかもしれないのだ。ともあれ、ペリエ騎手よ、ご苦労さんでした。

居酒屋「青夷」の口撃機関銃ヤマさんは、長距離の阪神大賞典組を主力と見て、5馬身差の圧勝を演じた⑭テーオーロイヤルを自信の本命とするらしい。相手本線も、転厩初戦の調整ミスがあった⑤ブローザホーンは相当な器と見なして、2頭の馬連1点が勝負馬券と鼻息が荒い。押さえに①④⑫の3頭にしぼり、馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、春天は走る労働者タイプの馬がふさわしく、今回は⑪マテンロウレオと⑯チャックネイトが該当するらしい。相手に有力馬の⑫と⑭をからませ馬連フォーメーションの4点でいくという。

穴党専科のマスター・ジュンは、ヤマさんの指摘に共感して、前走調整ミスからの巻き返しをはかり、⑤ブローザホーンに注目するという。

ところで、昨秋の菊花賞を勝った時点で、私は来春の天皇書を勝つのは⑫ドゥレッツァと決めていた。昨年の3歳馬(今年の4歳馬)世代は強くないという評判だったが、この圧勝した菊花賞馬は傑出していた。少なくとも軸は堅いというのが私の見解である。

わが経験でも秀でた菊花賞馬は頼りになることは証明済みとも言えるほどだ。相手は強い5歳世代から長距離適性のありそうな小柄な牝馬①サリエラを狙ってみる。残り少ないディープインパクト産駒にふさわしい強烈な末脚を期待したい。


【天皇賞春】
①－⑫　ワイド1点で勝負する
①－⑫　2頭軸の3連複総流し15点で遊ぶ


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