うまスクエア

［2022年12月24日］

【有馬記念】豪華版グランプリは末脚勝負!?

人生長く生きていると、びっくり仰天することがあり、まさしく事実は小説より奇なりと実感することがある。

先日、ある出版社のNさんという40歳ぐらいの男性が私のオフィスを訪ねて来た。新刊本の監修をお願いしたいとのこと、ひとしきり打ち合わせをした後、「実は私の父も定年退職しましたが、かつては大学で西洋史を教えていました」という話。

私はNという苗字に聞き覚えがあったので、つい「私の中学同級生で〇〇〇さんがNという方と結婚したと聞いたことがあるけど、なにか思いあたることがありますか？」と訊いたところ、「それは私の母です」という返答だった。

私は動転しそうになったが、それ以上息子には説明しなかった。というのも、〇〇〇さんは中学同級生であるばかりか、私の初恋の相手だったのである。もちろん深い関係になったわけではないが、長生きすると人生なにが起こるかわからないとつくづく思ったものである。息子は母親と私が知り合いであることなどまったく知らないで私を訪ねたのだから、まさしく奇遇である。

さて、有終の有馬記念。3歳のクラシック優勝馬が出ていないのにG1馬7頭が出走する豪華版グランプリになった。口撃機関銃ヤマさんは、前走レース別で見ると、菊花賞組が一番多いから、菊好走馬に注目するという。菊花賞馬ならずとも「1.1.0.1」と好勝負しており、とりわけ菊2着の③ボルドグフーシュを狙うという。相手本線も菊3着の⑩ジャスティンパレスというから、最強(？)の3歳世代への入れ込みは相当なもの。それに⑨イクイノックスと⑬タイトルホルダーを加えて、馬連4頭ボックスも本気で考えているらしい。

ギャンブル狂師ミノは、大外から僅差2着を2回もやった⑨イクイノックスを狙うという。ここから人気薄の⑮ブレークアップと⑯ディープポンドにワイドで流すらしい。

穴党専科のマスターは、人気薄の②イズジョーノキセキに注目するらしい。内枠大好きの岩田康誠騎乗に期待して、最後の直線でドキドキしたいという。

ところで、今年最高に面白かったのは天皇賞(秋)ではないだろうか。パンサラッサの大逃げにびっくり仰天し、もうどの馬も追いつかないとドキドキしていたところ、驚異の末脚で差し切った⑨イクイノックス。これはもう今年の最高名優賞に値するはず。それに敬意を表して、まずは選出。

もう1頭は、有終の有馬は菊花賞好走馬との相性がいいので、菊2着の③ボルドグフーシュにする。なにしろここ6戦とも最速の上りタイムで走っていた末脚に期待がかかる。今年の3歳馬は強いという評判に違わぬ両3歳馬の激走を期待したい。

【有馬記念】
③－⑨　ワイド1点で勝負する
③－⑨　2頭軸で⑥⑦⑬をからめて3連単18点で遊ぶ


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