東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年04月02日]

【大阪杯】阪神の桜はまだ散るわけがない

私は狭い意味では「古代ローマ史」の専門研究者であり、「近現代史」を専門としているわけではない。ところが、ときおり世界史についても発言しているせいか、このところ緊急の情勢について、しばしばコメントを求められることがある。とくに、ウクライナ情勢については質問されることが重なり、明日の日曜日(4月3日)にも「産経新聞」にインタヴュー記事が掲載される。どうも、現状分析の詳細な意見よりも、長い歴史の視野のなかでウクライナ問題をどう考えるべきかという点について、なんらかのヒントになる意見が期待されているらしい。競馬予想になぞらえれば、この大阪杯はどの種の馬券を買った方がいいかと質問されているようなものかもしれない。

さて、大阪杯だが、昨年の年度代表馬⑥エフフォーリアが出走してくるから、久しぶりに中心馬がしっかりしたレースになりそうだ。口撃機関銃ヤマも同馬の強さには抗えず、信頼の大本命。問題は④ジャックドールの取捨と判断し、逃げ切り5連勝もそろそろ蓄積された疲労が出そうとして捨て去るという大胆決断。相手本線も⑨アリーヴォ1頭で、ほか4~5頭をからめて買うらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、温かくなって牝馬4頭に注目して、頭⑥、2着に⑤⑦⑪⑭、3着に④として3連単4点で勝負するらしい。穴党専科のマスターは、前走香港Cでラヴズオンリーユーに迫った⑩ヒシイグアスの底力に注目して、人気馬4~5頭に流すらしい。

さて、ウクライナ問題の疑似専門家の判断としては、ここは⑭レイパパレなら④ジャックドールに先着しうると推測する。前走2着の金鯱賞は、休養明けの同斤56キロなのに、今回は57キロと55キロになり、2キロ減の有利さがある。休養明け2戦目の好調さもあり、2馬身半の着差は逆転できると期待する。もちろん不動の本命⑥エフフォーリアとの1点で行く。来週が桜花賞だから、阪神の桜はまだ散るわけがない。
この馬券も散るわけがないはず。


大阪杯

⑥-⑭ ワイド1点で勝負する

⑥-⑭ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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