東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年12月01日]

【チャンピオンズC】素直に馬の力を信じて

JCの舞台、圧倒的な人気を集めた3歳牝馬アーモンドアイがゴール前で抜け出し、目のさめるような快勝。10万人近い観衆のどよめきは、勝ちタイムにそえられた「レコード」の表示でさらにどよめいた。2分20秒6は、東京競馬場2400mのコースレコード、いや日本レコード、いやいや世界レコードだった。

しかも従来の記録を1秒3(約8馬身)も縮めたのだ。もはや驚異的と言うしかない。三冠牝馬アーモンドアイに勝ってほしいと願いながら、血統的な不安をかかえる同馬のこと、馬券としては重んじなかった。その複雑な男心は①番の単勝馬券100円を記念品として買っておいたところにある。この単勝馬券は換金すれば140円になるだけ。でも、驚異の世界レコードのプレミア付きで10000円の資産価値になった!

居酒屋「青夷」では、アーモンドアイの強さを強調していたギャンブル狂師ミノ先生の卓越した見識にあらためて尊敬の念が払われた。口撃機関銃ヤマは最強馬を△評価でまたまた敬意失墜。でも、それにも懲りず、チャンピオンズCはフェブラリーS再来を夢見て⑤ノンコノユメを狙うらしい。牡だか牝だか分からないような馬名のせいかセン馬なのがおもしろい。絶好調ミノ先生はサンライズ作戦の2頭出しは100%に近い好馬券であり、⑦サンライズノヴァと⑨サンライズソアのワイドとその2頭から有力馬への馬連でいくとか。いつもの穴狙いのマスターは今回も人気薄⑫ウェスタールンドからワイド総流しでいくらしい。

ところで、なぜだかダート界の新星②ルヴァンスレーヴの名があがらない。6戦5勝の実績ならアーモンドアイ級の信頼があってよさそうなのに、馬券常連派は敬遠してかのようだ。私は素直に同馬の力を信じたい。もう1頭は絶好調ミノ先生のサンライズ作戦に相乗りして⑦サンライズノヴァを狙ってみる。願わくば、陽光をいっぱいに浴びながら、初冬の美酒に酔いたいものだ。

チャンピオンズC

②-⑦ ワイド1点勝負

②-⑦の2頭軸で3連複総流しで遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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