元教官・蓑田早人の蓑田塾
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こんばんは。蓑田です。
この間も取り上げたばかりだが、
永島まなみ騎手が春の福島リーディングを獲得した。女性騎手による開催リーディングは2019年の新潟で藤田菜七子騎手が達成して以来だったようで、すごいことだね。
リーディングを獲るくらいの活躍となると、良い馬を沢山任せてもらう必要がある。その点、最近の永島はレースを安心して見ていられるくらい上手くなっているし、同時に結果もしっかり出している。
開催が新潟に移った今週も土曜8鞍、日曜9鞍と、4キロ減のない特別戦も含めて多くのレースに乗せてもらっている。技術面も含めて関係者の信頼を得ているということだろう。今年は好循環でどんどん勝ち星を伸ばしてもらいたいね。
日曜日は朝イチの1R
モズメルベイユからチャンス。
今村聖奈騎手が2回乗って5着、12着だった馬だが、前走で永島に乗り替わると、条件替わりも効いたんだろうけど2着に好走させた。新潟に合わせて使ってくれるのだから、今回は決めたいところだろう。
ルーキーだと、やはり小林勝太騎手が技術的には一番期待を持ってレースを見ていられるね。
師匠の厩舎の協力なバックアップもあって勝ち星を伸ばしている田口貫太騎手も偉いが、人気薄を腕で持ってきそうなのは小林勝太騎手の方かな。日曜日は東京で乗っているが、2Rの
ブルーステラなんかは3キロ減を活かして積極的に行ければ変わるかもしれないよ。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
新潟1R | ダ1200m | モズメルベイユ | A |
新潟2R | 芝1400m | エーデルサンライズ | B |
新潟3R | ダ1800m | ヴィクトリーアイ | C |
新潟6R | ダ1800m | フライングバレル | A |
新潟7R | ダ1200m | ブルーノート | A |
新潟8R | 芝1800m | ショウナンナダル | B |
新潟9R | ダ1800m | ボルタドマール | C |
新潟10R | 芝1000m | トップキャスト | B |
新潟12R | 芝1200m | タウゼントシェーン | A |
先週から始まった京都競馬。長い工事が終わって2年半ぶりの再開となったが、本当に綺麗になっていたね。
京都競馬場は私が現役だった頃から、乗りやすいコースだったという印象があるんだ。芝の外回りコースに関しては不思議と東京よりも直線の距離が長く感じたんだけど、坂を下っていく独特のコース形態のせいだったのかもしれないね。
長く使っていない間に芝もダートも十分に整備していて、しばらくは馬にとっても騎手にとっても、本当に良い環境でレースができそうだね。
あと、コースの僅かな改修として「外回り4コーナーのカーブが緩やかになった」という話について。画面越しに見ている感じだと、逆にキツくなっているんじゃないかと見えたんだけど、そこは発表されている通り、本当は緩くしているんだろうね。
一般論として、4コーナーのカーブが緩くなると、スピードを保ったまま内々を回りやすくなり、直線入り口で外に膨れる度合いも軽減される。内が開きにくくなるという点では、内を取って競馬をする先行馬がそのまま有利になるかもしれない。実際、先週の土曜日に関してはそういう競馬が多かったね。
さて、その京都で行われるのが天皇賞春。今年は人気的なところでも、展開的なところでも、タイトルホルダーと横山和生騎手を中心に回っていくレースになるだろう。
先行したい馬は多いけど、枠順やダッシュ力を考えると、おそらくタイトルホルダーが逃げる形になるだろう。仮に強引に行く馬がいれば離れた2番手で実質逃げの形を取ればいいし、他の馬のペースに付き合わされるようなことがなければ、良い競馬になるだろうね。
問題は、打倒タイトルホルダーを狙う好位勢の立ち回りだろう。特にアスクビクターモアやジャスティンパレス。自ら勝負を仕掛けて跳ね返されるのも嫌だけど、誰も動かずにタイトルホルダーに楽々逃げ切られてしまうのも困る。
各馬がタイトルホルダーに突っかかっていくのに怯んでいるようでは、なおさらタイトルホルダーが有利な流れになってしまう。要は、勝ちに行く競馬をしようという馬が出てくるかどうか。ジャスティンパレスに騎乗するルメール騎手、アスクビクターモアに騎乗する横山武史騎手には強気な競馬を期待しているよ。
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