今週の裏ネタ[2015年10月15日]
テキもホレ込む素質馬
土曜東京10R
神奈川新聞杯
マリオーロ
ゲート難克服で前進
マリオーロは6月の東京開催後は休養に充て、実績のある東京芝1400Mに照準を合わせてきた。管理する斎藤誠師は「久々でも走れる態勢にある。好レースに期待」とキッパリ。状態に関しては不安はない。
ここ数走、出遅れが目立つが指揮官はその要因を「ゲート内での落ち着きのなさ」と分析。馬名通りの“やんちゃ坊主”っぷりが目につくところだが、その点も夏場に重点的に練習。「ゲートに縛りつけて我慢させるようにしてきた」とはテキの言葉。ゲートをスンナリ出れば、適条件のココなら上位争いは必至。
土曜東京11R
府中牝馬S
ケイアイエレガント
地力強化&スタイル確立
春はGI戦線で結果を残してきたケイアイエレガント。ヴィクトリアマイルでは波乱を演出する2着、安田記念は強豪牡馬を相手に5着と、6歳になった今年になって一気に地力強化されてきた。主戦の吉田豊騎手は「前に行って粘る自分の形がしっかりと出来てきたのが大きい」とスタイルの確立を強調する。
今回の舞台は東京1800M。吉田豊騎手が言うように「東京コースは実績がある。牝馬限定なら勝機は十分」なので、条件的には申し分なし。あとは状態面といったところだが、夏場でリフレッシュさせた後はここを目標に仕上げてきた。休み明けを苦にするタイプではないだけに割り引く必要はなく、素直に力を信頼するのが最善だ。
日曜新潟11R
信越S
サフィロス
テキもホレ込む素質馬
手塚師曰く「重賞級の器で、早くその路線に乗せたい」と素質を高く評価されているのがサフィロス。怪我の影響もあり、京王杯2歳S以降は9ヶ月の間隔を空けたが、復帰戦のアイビスSDでは6着と古馬相手に奮闘。今回は再び2ヶ月半の休み明けとなるが手塚師は「前走時よりも数段出来は良い」と状態面に太鼓判。
もともと短距離馬としての評価が高く指揮官も「本来は1200Mがベスト」としているが、その上で「1400Mも許容範囲だし、何よりオープン特別のここならやってもらわないと。しっかり結果を出してほしいね」と自信の表情を覗かせる。距離延長で掛かるようなシーンがなければ、勝ち負けは濃厚だろう。
日曜東京11R
アイルランドT
ステラウインド
ベスト条件で見直し
東京コースなら信頼するに値するステラウインドを推す。前走の札幌記念は小回りコースを意識してか、テンに急がせたために、馬自身が気の悪さを見せてやめてしまったのが敗因。気分屋の面はあるが、東京コースならゆったり進められるので同じ過ちは繰り返さないはず。
尾関師に話を聞いたところ、ほぼ同意見で「東京なら急かす必要はなく、ゆっくりでもポジションが取れるし競馬はしやすい」とコース替わりを歓迎。元々東京実績もあり、距離に関しても重賞での好走歴があるように最も得意とするところ。まともなら能力上位が間違いない1頭がベスト条件に出走となれば、本命視するのが自然の流れだ。