今週の裏ネタ[2015年04月18日]
メンバー唯一の…
日曜中山11R
皐月賞
サトノクラウン
メンバー唯一の…
わずか1戦のキャリアで臨んだ東スポ杯2歳Sを勝って一躍クラシック候補と注目を浴びるようになった。スタートで立ち後れた上に直線は前が詰まって仕掛けを待たされながらも、きっちりと差し切る勝負強さを見せた。3カ月半ぶりの出走となった前走の弥生賞ではスタートを決めて好位を追走し、直線では危なげなく抜け出す快勝劇。ゲート不安が解消されて、小回りの中山コースに上手に対応できたのは収穫だった。
まだキャリアは3戦と浅いが学習能力が高く、一戦毎にレースぶりは良化している。出走馬の中ではただ1頭の重賞レース2勝馬で、3戦全勝の成績が示す通り、まだ全く底を見せていない点も魅力だ。中間の好調教から仕上がりも文句なし。本番と同じ舞台で結果を残しているのも強調材料で、これといった死角が見当たらない。05年のディープインパクト以来、10年ぶりの無敗の皐月賞馬誕生に期待する。
日曜中山12R
春興S
サトノアラジン
能力はオープン級
放牧明けとなった前走の武庫川Sは後方待機から直線勝負にかけたが、マイペースで逃げたテイエムタイホーを捕らえきれずに2着に敗れた。結果として位置取りが後ろ過ぎた印象だが、大跳びの馬だけに稍重馬場に脚を取られて何度もノメっていたのもマイナスだった。それでも3カ月の休み明けでプラス12キロの馬体重を考えれば評価できる内容だろう。
デビュー当初から注目を浴びたディープインパクト産駒で2、3歳時には重賞レースで上位争いした実績を持つ。折り合いになんがあって、まだレースぶりが安定しないものの、秘めた能力は間違いなくオープン級だ。本質的には中距離タイプだが、落ち着いた流れだと引っ掛かる恐れがあるため、現状はマイルの距離が合っている。今回は久々を叩かれての上積みが望める上に、良馬場でやれそうなのも好材料。手頃な頭数に加えて相手関係も楽だけに、順当に勝ち上がりのチャンスと見る。
日曜中山10R
京葉S
レーザーバレット
高いレベルで安定
1番人気に推された前走の千葉Sはスタートで出遅れて後方に置かれる厳しいレースを強いられた。4コーナーではまだ14番手と後方にいながら、直線は大外を突いて猛然と追い上げ、タイム差なしの4着に食い込んだ。逃げた繁カカが1着、2番手に付けたナンチンノンが2着に流れ込む先行有利の流れを考えれば4着でも文句なしに勝ちに等しいレースだった。以前はマイル中心のダート戦を使われていたが、初めて1200m戦を試した3走前のジャニュアリーSを快勝。2戦目となった千葉Sでも見せ場を作ったように、折り合いを欠く心配のない1200m戦が今ではベストの条件と見ていい。今シーズンは珍しく順調に使えるように、状態は引き続き高いレベルで安定している。スタートを決めて中団あたりで流れに乗れれば、今度は差し切りのチャンスだ。