今週の裏ネタ[2014年11月27日]
ゴール前で交わすような競馬を
日曜東京11R
ジャパンC
イスラボニータ
ゴール前で交わすような競馬を
1番人気に推された天皇賞・秋は3着に敗れたイスラボニータが、雪辱を期してJCに臨む。早めに抜け出すとソラを使う癖があり、前走はテン乗りのルメール騎手で先頭に立つのがちょっと早すぎた印象だ。栗田博師は「ハナに立つのが少し早かったね。今度は何回も乗っている蛯名騎手だから、ゴール前で交わすような競馬をしてくれるんじゃないかな」と語っていた。その蛯名騎手は「距離が2400メートルに延びるので、道中は遊びが欲しい。ただ遊びどころを間違えると大変。ゴール前で遊ばせるのではなく、あくまでも道中での遊び」とジョーク混じりに話していた。
日曜京都11R
京阪杯
セイコーライコウ
メンバー的に見てもチャンス
京都で行われる京阪杯には関東から3頭が参戦するが、最も意欲的だったのがセイコーライコウ陣営だ。G1初挑戦となった前走のスプリンターズSは7着だったが、タイム差はわずかコンマ2秒で善戦と言っていいだろう。鈴木助手は「残暑が厳しくて、前走は牧場から戻すのが遅れてしまった。そのため結果として急仕上げになり、本調子を欠いていた。それでもあそこまで頑張ったのだから力を付けている。今回はトレセンに滞在してじっくり仕上げたので状態は大幅に上向いている。京都コースも問題ないし、メンバー的に見てもチャンスは十分でしょう」と強気に構えている。
土曜東京10R
オリエンタル賞
キミノナハセンター
だいぶ力を付けてきた
リーディングトップを走る藤沢和師の今週の期待馬はもちろんJCに出走するスピルバーグだが、もう1頭同師が力を入れているのが東京8日目10Rのオリエンタル賞に出走するキミノナハセンターだ。前走は1本人気のアデイインザライフを相手にコンマ1秒差の2着に頑張った。藤沢和師は「勝ち馬はいずれはオープンでもバリバリやれそうな実力馬。その強い馬を相手に2着だからだいぶ力を付けてきた。厳しい競馬を経験できたのは今後に向けての大きな財産になりそう。馬自身も一戦毎にしっかりしてきたので、今回も間違いなく勝ち負け出来ると思う」と話していた。
日曜東京8R
マーヴェラスJT
スノーモンキー
今回も達者なジョッキーで!
国際騎手招待のマーヴェラスジョッキーズTに相沢厩舎はサルバドールハクイ、スノーモンキーの有力2頭を送り込む。両馬とも前走は1番人気に推された上に、JRAのジャッジでもA評価を得た実力馬。どちらもチャンスはありそうだが、相沢師は「サルバドールハクイは1400メートルまでの馬。1600メートルは距離が長すぎる。力はあるけど、今回は苦戦。期待はスノーモンキーの方だね。3走前はジョッキーがへぐって10着に負けたが、ここ2戦は岩田騎手で3、2着と堅実に走っている。今回も達者な戸崎騎手だから好レースが期待来そうだねと2頭を分析していた。
日曜東京7R
ベゴニア賞
シャインアロー
去勢効果が絶大!
東京9日目7Rのベゴニア賞に出走するシャインアローは気性難のためデビュー前に去勢手術を受けたセン馬だ。浅野師によると「とにかく気が荒くて手が付けられない状態。これではまともな調教が出来ないので入厩前に去勢してもらった」そうだ。デビュー戦は人気薄ながら好位からあっさり抜け出して快勝。去勢効果が思った以上に大きかったようだ。「こんなにおとなしくなるとはうれしい誤算。ブドー騎手も『素直で乗りやすい馬だ』とほめてくれたほど。初戦がセンスのいい走りだったように素質は高い。実戦を1度使っての上積みも十分なので、昇級戦でも楽しみ」と浅野師は期待を寄せている。
日曜東京9R
キャピタルS
マイネルメリエンダ
心身ともに充実の上がり馬
東京9日目9RのキャピタルSは、前走の秋風Sを勝ってオープン入りを決めたマイネルメリエンダが注目馬。今春からメキメキと力を付けて、ここ4戦で3勝、2着1回の好成績を収めている上がり馬だ。和田郎師は「以前は詰めの甘さに泣いていたが、折り合いに進境を見せて最後までしっかり走れるようになったのが大きい。使いつつ体重が増えているように馬体の成長も好成績に繋がっている。昇級戦で相手は強くなるけど、今回も仕上がりは絶好。今の充実ぶりならここでも十分やれると思います」と語っていた。