今週の裏ネタ[2019年7月25日]
今回は陣営に策あり
土曜新潟10R
苗場特別
レオアルティメット
お膳立てが整った舞台
前走の猪苗代特別が価値ある2着だった
レオアルティメットに注目。その前走というのが福島ダート1700Mのレコードを更新した1戦。この速い時計を演出したのが、テンからハイラップを刻んで飛ばした本馬の逃げ。2番手でピッタリとマークしていた勝ち馬ビルジキールには交わされたものの、3着馬には3馬身半差をつけており、なおかつ自身も1分43秒7の好時計で走破。まさに
負けて強しとはこのこと。
完全にクラスにメドを立てており、木幡巧騎手は「
テンに少々無理をしてでもハナを切れば渋太いタイプですよ」と今回も行く気満々。先行有利の新潟ダートで、しかもここは主張すれば単騎逃げが濃厚な組み合わせ。逃げ切りのお膳立てが整っており、ここは絶好の勝機と見た。
土曜新潟11R
佐渡S
アクート
開幕週狙いで今度こそ
現級の超安定勢力の
アクートが惜敗に終止符を打ちそうだ。昨秋からの5戦が[0.3.2.0]と常に馬券圏内で、とりわけここ2戦の勝ち馬マイネルファンロン、センテリュオは、次走で重賞でも善戦(前者は函館記念・2着、後者はマーメイドS・4着)。単に相手が悪かっただけ。
能力的にはいつ勝っても不思議のないレベルに達している。
前走後は疲れをとるためノーザンファーム天栄に放牧し、見通しが立った段階で
早々にこの新潟開幕週に照準。それだけに仕上げも万全で、宗像師も「
惜しいレースが続いているが、2勝を記録している得意の新潟に替わって今度こそ」と力の入る1戦だ。
日曜新潟9R
燕特別
ブルースカイハーツ
新潟⇒新潟で勝負
今春は安定感抜群の
ブルースカイハーツ。4歳シーズンとは別馬のような走りだが、関係者に言わせると「
ひ弱な体質で伸び悩んでいたが、ようやく体がシッカリして力を出せるようになったんだよ」と解説。
ハーツクライ産駒とあって2000M以上の距離を狙っており、手塚師によると「
前走後は早くからこのレースを目標に調整してきた」とのこと。
春の新潟⇒夏の新潟というローテにも“新潟で勝負”がハッキリしており、手塚師も「
1,2頭骨っぽい馬がいるみたいだけど、ベストの舞台(新潟2200は3戦し1勝・2着1回・3着1回)なので、今回も勝ち負けになると思う」と期待十分。
日曜新潟10R
月岡温泉特別
スイープセレリタス
ここも単なる通過点
名牝スイープトウショウを母に持つ
スイープセレリタスに本格化ムードあり。前走で500万を勝ち上がったばかりだが、その前走の勝ちタイム(1分20秒5)というのが、前日の旧1000万条件(1分20秒6)をコンマ1秒上回る優秀さ。この比較からも、
昇級でも2勝クラスなら力は即通用していい。
千島助手も「
体質が弱くて使っては休みでまだキャリア5戦だが、素質は高い。状態は変わりなく良いので、昇級戦でも楽しみな一戦」とキッパリ。良血馬が開花したとなれば、ここも通過点となる可能性大だ。