今週の裏ネタ[2014年05月29日]
血統が全てではない!
日曜東京10R
日本ダービー
イスラボニータ
血統が全てではない!
今週はいよいよ競馬の祭典ダービーが行われる。注目は何と言っても皐月賞に続いて2冠を目指すイスラボニータ。マイラー色の濃い父フジキセキの血統から2400mの距離を危ぶむ声も出ているが、主戦の蛯名騎手は「予想する上で血統もひとつのファクターではあるけど、それが全てではない。そこに競馬の面白さがあるんだ。正直、距離は分からないが、今さら心配しても仕方がない。馬を信じて臨むだけ」とキッパリ。栗田博師も「他のフジキセキの仔とは違って、ウチのは体がゆったりしている。しなやかな走りで柔らかみがあるので距離は心配していない」と余裕を見せていた。
日曜東京12R
目黒記念
グランデスバル
プールでハードメニュー
目黒記念に出走するグランデスバルは気性が悪い事で知られ、まともな調教ができない。このため追い切りは南Aコース(ダート)をキャンターで2周した後、プールに入れて行っている。普通の馬はプール調教では水流を毎秒0.5m程度にしているが、同馬は最大の毎秒1.4mに上げて直線コースを3本泳ぐハードメニューをこなしている。星野助手は「馬場での調教は嫌がるのに、不思議とプールだと反抗しない。かなり強い負荷をかけているので、いいトレーニングになる。前走を勝った後、また一段と力を付けてきた感じ。昇級戦でも相手なりに走る馬だし、54キロのハンデならイキナリ好勝負しても不思議はないですよ」と語っていた。
日曜東京9R
むらさき賞
マイネルミラノ
今年も3連勝を目指す!
中山で500万、1000万を連勝したマイネルミラノが、日曜東京9Rのむらさき賞で破竹の3連勝を目指す。昨年、同じ相沢厩舎のヴェルデグリーンが3連勝を記録しており、相沢師は「ヴェルデグリーンの再現を」と意欲を見せている。「ステイゴールド産駒に共通する気性の悪さが災いして伸び悩んでいたが、2走前からカップの深いブリンカーをつけたところ最後まで集中力を切らさずに走るようになった。前走は2着に5馬身差をつける楽勝だったので、昇級戦でも力は即通用するはず。ここを勝てれば間違いなく本物。是非、頑張って欲しい」と相沢師は大きな期待を寄せている。
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土曜東京11R
欅ステークス
シセイオウジ
勝負になりそうなのは!
土曜東京のメイン・欅ステークスは、関西馬が大挙して出走。関東から参戦するのはシセイオウジとトウショウブリッツの僅か2頭だけの寂しい陣容だ。2頭の中で勝負になりそうなのは、3戦連続して掲示板を確保しているシセイオウジの方だろう。手綱を取る田中勝騎手は「今週の追い切りに乗ったが、引き続きいい状態を維持できている。実績は1200mに集中しているが、1400mまでなら距離に問題ない。自分でレースを作れない他力本願な脚質だけにポイントは展開。前が流れて上手く末脚を生かせる展開ならここでも好勝負になるよ」と分析していた。
土曜東京9R
葉山特別
テンシンランマン
気分一新を図って…!?
素質がありながら伸び悩んでいるテンシンランマンが、3ヶ月の休養を経て土曜東京9Rの葉山特別で復帰する。昨春のフローラSでは少差4着に好走した実績があり、1000万で足踏みしているのが不思議なくらい。伊藤伸師は「トモが非力で終始ハミを噛みながら走っている。そのため脚がたまらず、いざ追い出しても伸びない。今までは何とか折り合いをつけて脚をためる競馬をしてきたが、どうしても結果が出ないので、今回は気分一新を図って騎手を替え、距離を詰めて仕切り直しのつもりで臨む。ハミを噛んだら無理に抑えず、ハナに行かせる競馬も考えている。これで復活して欲しい」と語っている。