今週の裏ネタ[2018年3月29日]
メイチの勝負態勢
土曜中山9R
山吹賞
ダークナイトムーン
ダービーのために結果を
「何とかダービーへ出したい」と厩舎が大きな期待を寄せているダークナイトムーンに注目。前走のつばき賞はクビ差2着。わざわざ京都へ遠征したのも2勝目が欲しかったからで「あそこまで行ったら勝ちたかった」は関係者の偽らざる本音だろう。
今回は地元に戻っての一戦。実戦を使いつつ徐々に状態も良くなっており、尾関師も「今回は距離が2ハロン延びるけど、追り合いに心配がない馬なので問題ないはず。ダービーへ出走するためにはもう時間がないので、今回はキッチリ結果を出して次につなげたい」とキッパリ。結果次第で次走はダービートライアルを視野に入れており、ここで弾みをつけたいところだ。
土曜中山10R
千葉日報杯
ジュンザワールド
前走以上にやれる
前走の房総特別で14万2050円的中に貢献したジュンザワールドに注目。これまで脚元の関係でダート中心に使われてきたが「芝は大丈夫」と聞いていたとおり、前走で一変。それも休み明けでプラス12キロと馬体に余裕がある中での好走で、改めて高い脚力を示した一戦だった。
大型馬だけに1度使っての上積みは十分で、勢司師も「馬体重はそれほど変わっていないけど、体が引き締まってきた。前走以上にやれると思う」とキッパリ。小差3着した“前走以上にやれる”となれば、今回は勝ち負けまで。
土曜中山11R
ダービー卿CT
グレーターロンドン
主戦に戻って反撃
主戦の田辺騎手に手が戻るグレーターロンドンに一変ムードあり。前走の東京新聞杯は大外枠で前に壁を作れなかったことで、よもやの先行策。レースも差し馬決着となり、テン乗りが裏目に出ての9着敗戦。やはりこの馬は脚タメての直線勝負がベストということを再確認させる結果となった。
今回は仕切り直しの一戦。安田記念4着、毎日王冠3着の実績から能力の裏付けは十分で、田辺騎手も「僕が乗ったここ数戦の中では、今回が1番デキは良さそう。中山マイル(2戦2勝)もいい条件」と腕を撫している。
日曜中山11R
船橋S
ダイトウキョウ
メイチの勝負態勢
昇級戦の前走トリトンSをクビ差2着したダイトウキョウで今度こそ。それも休み明け、初めての中京コース、1ハロンの距離延長と多くの課題をアッサリ克服しての好走で、明け6歳で遅まきながら本格化してきた印象だ。
戸田師も「以前のように掛からなくなり、脚をタメる競馬が板についてきた。中山芝1200M戦は走り慣れている舞台なので、今度も勝ち負けになっていい」と大きな期待を寄せている。差しタイプながら中山との相性がいいのは一瞬の切れを生かせるから。1600万条件の1200M戦はこれが春の最終戦だけにメイチの勝負態勢だ。