今週の裏ネタ[2017年6月29日]
底見せぬ魅力大きい
土曜福島11R
テレビユー福島賞
ワンスインナムーン
待ち望んだ降級戦
降級を待っていたワンスインナムーンが初戦から勝負態勢だ。3月の高松宮記念以来の出走になるが、中間はジョッキー騎乗でハードに追い切られ、きっちりと出走への態勢を整えてきた。
管理する斎藤誠師は「前走は道悪と大外枠が響いた」と敗因を分析。決してG1だから力負けをしたとは考えてはいない模様。「良馬場で走らせたいのは確かだけど、開幕週の馬場なら多少降っても心配ない。降級なら力は一枚上だし、当然勝ち負けを期待している」と強気に構えている。
日曜福島9R
雄国沼特別
ミッシングリンク
脚部不安解消で期待高まる
前走は上がりの速い競馬だったが、ハナを切って3着に粘り込んだミッシングリンク。斎藤誠師は「大きな収穫だった」とこのレースぶりを高く評価しており、続戦となる今回にかかる期待も自ずと高まっている状況だ。
師は「先行力があるので小回りの福島コースに替わるのは好材料。脚部不安が解消して間隔を詰めて使えるようになった分、状態も上向いている」と続ける。ウィークポイントだった馬体面の弱さも取れてきた事でトーンは上がっており「古馬相手でも通用する力があり、鞍上強化の今回は前走以上の走りを期待したい」と口にしていた。
日曜福島10R
さくらんぼ特別
ハッピーノリチャン
大得意の福島で勝利を
休み明けでも抜群のコース実績を誇るハッピーノリチャンの鉄砲駆けに期待する。昨年のこのレースは3着だったが、1着のセイウンコウセイはその後G1を制し、2着メラグラーナもオーシャンSで重賞制覇。ハイレベルなメンバー構成での3着ならば胸を張れる成績だ。
管理する黒岩師は「状態は8分程度だが、気性的にも久々は苦にしないタイプ。コース適性も高い馬なので、初戦から好レースを期待」と話している。昨春に当地で現級勝ちを収めており、完調とまでは行かなくても、ここでは力上位の存在だ。
日曜福島11R
ラジオNIKKEI賞
セダブリランテス
底見せぬ魅力大きい
トップハンデ馬は苦戦傾向にあるレースで、ここではハンデ54キロのセダブリランテスを取り上げる。前走の早苗賞は骨折明けで初芝、更に昇級初戦という厳しい条件だったが、好位から楽に抜け出しての快勝。能力の高さをアピールした。
管理する手塚師は「新馬戦はダートで勝ったが、元々芝向きと見ていた。兄のモンドインテロと違って機動力があるので、小回りの福島は合いそう」と、重賞でも上位の力を持っている兄をも引き合いに出すほど。「まだ底を見せていないので楽しみだね」と語っていた。