うまスクエア

今週の裏ネタ[2017年3月16日]

昇級でも好レースを期待

これが約１年ぶりの実戦復帰となるマイネルメリエンダ。和田郎師によると「傷腫れのため先週一週間は十分な攻め馬が出来なかったが、その分15日にしっかりと追っているので態勢は整った」ということ。中間にアクシデントこそあったものの、それを感じさせない仕上がりを施されている。

長い休養期間を経ての１戦となるが「気性的にも鉄砲は利きそうなので大丈夫。現級なら力は上だし、中山のマイル戦も好条件で勝ち負けを期待したい」と、復帰初戦から勝負態勢だ。

---

前走、京都に遠征して再びのオープン入りを決めたニットウスバル。管理する高橋文師は「ここに来て確実に力をつけているし、今ならオープンに昇級しても引けは取らないと思う」とこの昇級が壁となる可能性は考えていない。

もともとオープン特別でも２着がある実力馬で、中山のダート1200Mは得意条件。「ゲート内で遊ぶ癖があるので、できれば後入れの偶数番が欲しい。スタートを決めて流れに乗れれば十分にチャンスはあるはずだ」と、オープン初勝利に大きな期待を抱いている。

---

昨年の最優秀２歳牡馬に輝いたサトノアレスの首位が有望だ。暮れの朝日杯ＦＳ以来になるが、併せ馬で入念に乗られてきっちり出走態勢を整えた。元々は15日に最終追いが行われる予定だったが、馬場悪化による影響を考えられて、16日にスライドするという策も講じてきた。目標はこの後の皐月賞でも抜かりはなく、初戦から好レースが期待できる。

藤沢和師は「体は10キロぐらい増えているけど乗り込み量は十分。16日の追い切りでもゴール前の反応がよかったし、いい形で始動戦を迎えられる」と明るい表情で語っていた。

---

３歳時にはオープンで２着に入っているという実績がありながら、1000万下でなかなか勝ち上がることが出来なかったマイネルバサラ。しかし、前走は早めに先頭に並びかける競馬を選択すると、最後は後続に１馬身以上の差をつける完勝であった。「歯がゆいレースが続いていたけど、成績が示す通り直線の長い東京よりもコーナー４つの中山コースが合っている」と松山将師も高いコース適性に目を細める。

今回も引き続き得意条件での出走で「使いつつ状態は上向いてきたので、昇級戦でも展開が向けば好レースになると思う」と師も自信を隠せない様子だ。

---