今週の裏ネタ[2017年1月26日]
ほとんど無印の穴馬
土曜東京9R
白嶺S
イーグルフェザー
東京狙いの勝負馬
暮れと年明けの中山を完全にパスし、得意の東京開催に狙いを定めていたイーグルフェザーが満を持して復帰する。何しろ、デビューからの7戦で6度が東京。それも上がり最速が4度あり、決め手をフルに生かせる東京はまさに十八番の舞台。
前走の錦秋Sは、1分34秒6の高速決着となり、自身34秒6の最速上がりで豪快に追い上げたものの、勝ち馬にコンマ2秒及ばずの4着。とは言え、昇級初戦で早くもクラスにメドを立てるなど、伸びシロ十分の4歳馬らしく一戦ごとに着実に地力を強化中。
ここを目標にしていただけあって仕上げも万全で、小笠師も「スタートは遅いが、終いは確実に鋭い脚を使う。東京のマイル戦はベストの条件で、クラス2戦目の今回は勝機」と自信を覗かせている。
土曜東京10R
クロッカスS
タイムトリップ
格上馬が巻き返す
2勝は1200Mで、マイルのジュニアCは伏兵の域を出ていなかったが、結果は勝ち馬とタイム差なしの3着と好走したタイムトリップ。距離延長にも対応したことで菊川師も「マイルまでは守備範囲と分かったのは収穫」と手応えを掴んだ様子。
今回は舞台を東京へ替えての一戦。この東京コースは京王杯2歳Sで1度走って7着に敗れているが、菊川師は「テンに行き過ぎたのが敗因」と分析。そもそも函館2歳S3着に、オープン特別のカンナS勝ちの実績はここでは一枚上。
1400Mへの距離短縮もプラス材料で、菊川師も「好位に控える形ならコースは問わない。半数以上が1勝馬のメンバーなら力も上だと思うし、ここなら好勝負になっていい」と反撃へ意欲満々。
土曜東京11R
白富士S
スーパームーン
東京開幕週の星勘定
厩舎の全1303勝中、東京で486勝(次位の中山は259勝)とダントツの勝ち星を挙げているように、“東京”と言えば“藤沢和厩舎”。この東京開幕週も土日で10頭を出走させる大攻勢だが、中でも土曜の星勘定の1頭がスーパームーンだ。
前走の札幌記念は13着に大敗したが、逃げ先行馬が上位を占めたように、馬場が渋って追い込みの利かない馬場が影響したもので度外視できる一戦。その後は休養が長引いたが、早くからこの東京開幕週に照準を定めジックリ調整。
藤沢和師も「この東京を目標に、昨年の暮れから念入りに乗ってきたので仕上がりは上々。8歳でもまだ力の衰えはないし、オープン特別なら初戦から楽しみ」と期待十分。昨年のAJCCで2着しているように、オープン特別なら力は上。休み明けで評価を下げるようなら逆に絶好の狙い目だ。
日曜東京9R
セントポーリア賞
ダイワキャグニー
ほとんど無印の穴馬
前走後はひと息入れ、この東京開幕週を狙って復帰するダイワキャグニーに穴ムードあり。デビュー戦はパドックから馬っ気を出し、菊沢師も「あれはひどかった。とてもじゃないけど無理だと思っていた」と白旗を揚げながら、結果は好位からアッサリ抜け出し初勝利。これには師も「想像以上に能力が高い」と愛馬の力を再確認。
休養で精神面でも成長したようで、菊沢師は「馬っ気の方は我慢が利くようになったし、新馬戦よりハードに調教を積めるようになって状態面での上積みもある。休み明けの昇級でも好レースを期待したい」とキッパリ。
まだ1戦のキャリアで、テンションの高かったデビュー戦の印象も残っているようで、某大手競馬週刊誌では印を打っているトラックマンは1人しかおらず、他は全くの無印。この評価なら配当妙味大で、少額投資でも十分な見返りが期待できそうだ。