今週の裏ネタ[2016年11月24日]
昇級も通過点
土曜東京9R
カトレア賞
ブランエクラ
師「今回も大丈夫」
デビュー戦をアッサリと逃げ切って初勝利を飾ったブランエクラ。それも関係者いわく「まだ競馬が分からず道中は遊び遊びで、ただ回ってきただけのレース」でマークしたのが、同日の古馬500万1分40秒0を上回る1分39秒4の好時計。ちなみに当時の2着バスカヴィルは次走で4馬身差の楽勝しており、決してメンバーに恵まれた訳ではない。
武井師も「1度使って体がシッカリしてきたし、少しキ甲が伸びて成長が感じられる。今回はムーア騎手に頼んで、終いをビシッと追ってもらうつもり。今回もまず大丈夫でしょう」と無傷の連勝を目論んでいる。
土曜東京10R
銀嶺S
グラスエトワール
フロック視は禁物
休み明けの前走、神無月Sを2着に好走したグラスエトワールが狙い目だ。東京ダート1400Mは、これまで9戦して[3.2.2.2]の好成績を誇る得意の舞台。
牧師も「前走は持ち時計を詰めたように、2着でも評価できる内容だった。ここに来て体つきが変わって、牝馬とは思えないほど逞しくなってきた。うまく先行態勢が取れれば、今回も好レースになると思う」とキッパリ。
今週の稽古でも力の要る今週の坂路で、終い重点ながら楽々ラスト1ハロン11秒9をマークするなど、数字にもパワーアップがハッキリと表れている。前回をフロック視するのは禁物だ。
日曜東京9R
オリエンタル賞
トーセンマタコイヤ
師も今度こその構え
前走の精進湖特別は1000M通過63秒6と超スローで、最後は典型的な瞬発力勝負。末脚の持続力で勝負するトーセンマタコイヤにとってはキツい展開で、加藤征師も「ウチの馬も伸びていたけど、切れるタイプではないので展開が向かなかった」と敗因を分析していた。
とは言え、その展開不向きの中で2着するあたり、現級では力が上ということ。加藤征師も「休み明けを使いながら、確実に状態は上向いている。今は脚元の不安もなく詰めて使えるのは何よりで、流れが向けばチャンスは十分」と今度こその構えだ。
日曜東京10R
ウェルカムS
メートルダール
昇級も通過点
精進湖特別は前記のトーセンマタコイヤでも触れたように、スローの瞬発力勝負で数字的にもラスト3Fが11秒3-10秒9-11秒5の速さ。これを中団からアッサリ突き抜けたのがメートルダールだ。
自身が繰り出した上がりは出色の3ハロン33秒2。早くから期待されていた素質馬が、いよいよ本格化ムードを見せている。戸田師も前回の勝ちっぷりに確かな手応えがあるようで「末脚に一段と切れ味が出てきたし、馬自身も力をつけている。昇級でも勝ち負けを期待したい」と、ここは通過点と言わんばかりだ。