今週の裏ネタ[2014年03月13日]
調教を変えて成績向上
日曜中山11R
中山牝馬S
トーセンベニザクラ
調教を変えて成績向上
前走の初音Sを勝ってオープンへの返り咲きを果たしたトーセンベニザクラが、2年前のフェアリーS以来の重賞勝ちを目指して中山牝馬Sに出走する。加藤征師は「2走前から調教パターンを変えてウッドで追い切るようになってから成績が上がってきた。東京のマイル戦から中山の1800mに替わるが、上手く流れに乗れば好レースが可能。江田照騎手はテン乗りになるけど、以前、ウチの厩舎のクセ馬を上手に乗りこなした実績があり、安心して任せられるジョッキーだけに今回も期待したい」と語っていた。
土曜中京11R
中日新聞杯
アロマカフェ
最も穴っぽい馬は…!?
中日新聞杯には関東から4頭が参戦するが、最も穴っぽい馬はアロマカフェだろう。長らくスランプにあえいでいたが、2走前にウェルカムSを勝ってオープン入りを果たすと、前走の白富士Sも2着に好走し軌道に乗ってきた。主戦の田中勝騎手は「今週の追い切りに乗ったけど、キビキビした動きで絶好調。今年で7歳になったが、3歳時に重賞勝ち(ラジオNIKKEI賞)の実績があるように、もともと力のあった馬。完全に復調した感じだね」と話していた。小島太師も「馬体を見ても、とても7歳とは思えないほど若々しい。重賞勝ちで、もうひと花咲かせて欲しい」と期待を寄せている。
日曜中山10R
東風S
ケイアイチョウサン
菊5着馬のマイル戦
前走のアメリカJCCで10着に敗れたケイアイチョウサンが、今回は距離を詰めてマイル戦の東風Sに出走することになった。菊花賞5着好走の実績から長丁場向きのイメージもあるが、500万条件はマイル戦で勝っており、意外と適性は高いのかも知れない。小笠師は「年明けの2戦が今ひとつの成績なので、目先を変えて距離を詰めてみることにした。終いは切れる馬なので、この距離でうまく持ち味を引き出せれば面白い。引き続き仕上がりはいいので、新味を見せて欲しいね」と話していた。
日曜中京12R
小牧特別
アロヒラニ
左回りを求めて遠征
土曜の中山9R館山特別に登録していたアロヒラニは、同レースを回避し日曜中京12R小牧特別を目指す事になった。久保田師は「中山でも勝った事はあるが、右側にササる馬なので、左回りコースの方が競馬はしやすい。中京は初めてになるけど左回りを求めて遠征を決めた。チークをつけてから安定味が出てきたが、まだフワフワした走りで集中しきれていない感じがする。堅実な半面、勝ち味の遅さはそのあたりに原因がある。それでも、もうこのクラスは勝ってもらわないと困る馬。今度こそ決めたいね」と、敗戦続きにピリオドを打つ腹づもり。
土曜中山11R
アネモネS
マーブルカテドラル
時計は遅いがこれで十分
G1の阪神JFを5着したマーブルカテドラルが、桜花賞トライアルのアネモネSで3ヶ月振りに戦列復帰する。12日の追い切りは僚馬クラリティシチーと併せ5ハロン71.4秒。上がり40.9秒のタイムをマークした。時計は遅いが、上原師は「先週もジョッキーが乗って併せ馬を消化しているので、今週はこれで十分。放牧に出してリフレッシュした効果で、いい体つきに仕上がった。桜花賞に向けてここが始動戦。ハープスターをはじめ、ライバルも着々と調子を上げているみたいなので、ウチの馬も負けないようにいいスタートを切りたい」と意欲を見せていた。
土曜中山10R
サンシャインS
モビール
距離を延ばしてポンポン
小倉遠征で500万、1000万を連勝したモビールが、3連勝を目指して土曜中山10RのサンシャインSに出走する。武藤師は「1800mや2000mだと切れ味で見劣ってしまう。そのため小倉では距離を延ばして2600m戦を試したらポンポンと連勝。折り合いの心配がないので、長丁場が合っている。今回も中山の2500m戦だから距離はピッタリ。小倉から戻して中1週の競馬で少しピリピリしているけど、調子落ちは見られない。昇級戦でも54キロのハンデなら好レースになると思う」と明るい見通しを立てていた。