うまスクエア

今週の裏ネタ[2015年11月26日]

名手絶賛の素質馬

マサノジェットのデビュー戦は蛯名師も「びっくりした」というほどで、直線一気に差し切る競馬で2着に6馬身差をつけたパフォーマンスは他馬を圧倒していた。元々、稽古では非力なところを見せていた同馬ということもあり、指揮官も驚きを隠せなかったというのが本音。

しかし、今回は違う。師も「状態は上手いことキープ出来ているし、昇級戦でも好レースになるはず」と終始強気の姿勢。距離延長に関しても「前走は最後抑える余裕があってほどで何も問題ない」とのことで、新馬戦で見せた末脚なら、ここも通過点というのが陣営の見解だ。

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前走の新潟記念は他馬と接触する不利があって力を出し切れなかったアヴニールマルシェを見直す。クラシックも期待された同馬ながらも、デビュー戦以降は白星なく、ここまできてしまった。それでも、その間には重賞2着2回、GI・NHKマイルCでも4着と1勝馬のそれではない力を示しているのも事実。

今回は古馬相手といえどもオープン特別なら地力上位。東京コース、距離適性ともに文句ナシで再出発を図るにはこれ以上ない舞台と言える。同馬担当の津曲助手も「ここは勝つチャンス」と話しているように色気は持っている様子。

また、体質の問題か、使い詰めが出来ない状態ではあるが、その分一戦一戦しっかりと仕上げての臨戦となる。今回も「久々ですが仕上がりは万全ですよ」と笑顔の津曲助手。東京開催は今週が最後で来年以降の飛躍を狙うアヴニールマルシェにとっては、得意舞台で勝ち切って久々の勝利の美酒を味わいたいところだ。

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デビュー戦で圧巻の7馬身差の圧勝を見せたマイネルハニーの連勝に期待。実はそのデビュー戦、栗田師曰く「初戦ということもあったので、ビッシリは仕上げていなかった」というのが真相。それでいてのあのパフォーマンスなのだから陣営としても期待は高まるというもの。しかも指揮官からは「一度使ったことで状態は大幅に上向いてきた」とお墨付きも出ており、結果だけでなく内容にまで期待をしたい。

また当社分析班からも「見た目も派手だったが、レース内容も新馬戦にしてはかなり良かった。新馬戦の内容だけなら同じマツリダゴッホ産駒のロードクエスト(新潟2歳S勝ち馬)とも遜色なかった」と猛プッシュの声が出ている。

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現在、6戦連続連対中と安定感が出てきたトレジャーマップが昇級戦のここでも勝負になると踏む。管理する石栗師によれば「相手なりに走れる馬」とのことで、昇級といえども大崩れは考えにくい。ペースの違いに戸惑わなければ一気の突破も十分射程圏内。

また今回のローテーションについて指揮官に聞いたところ「ジャパンカップにゴールドシップが出るからね」と冗談交じりに全兄のGI・6勝馬の出走に合わせたと言うが、本音は「得意の東京コースに照準を合わせていた」というもの。もちろん東京開催の最終日ということもあり、ここに向けての仕上げに抜かりがないのは間違いない。兄・ゴールドシップとの同日勝利に向けてまずは弟が先陣を切る。