谷中公一のソコまで聞いちゃう!?[2012年6月15日対談記事] 1ページ/3
今回のゲストは、今年2012年にデビューした杉浦宏昭厩舎所属の山崎亮誠騎手です。よろしくお願いします。
山崎:よろしくお願いします。
名字は「やまさき」って読むんですね。「やまざき」じゃなくて。
山崎:そうなんです。
谷中:「やまざき」っていうと怒られるんだよね。俺、ツイッターで亮誠のファンからすごく怒られたもん。「やまざき」じゃないです!「やまさき」ですから!って、マジ怒られしちゃって(笑)。でも既にそれだけ亮誠にファンが定着しているってことだし、今回の対談でまた新しいファンがついてくれるといいよね。
山崎:はい!
いきなりですけど、山崎騎手って、フジテレビの生野アナに似ていますね。
山崎:それ、よく言われます。ショーパンか、浅田真央に似ているって。
谷中:ん?…ああ、言われてみれば確かに似ているね。女の子系なのかね。でもさ…、プフッ(笑)。俺、亮誠を見るとどうしても笑っちゃうんだよね(笑)。この全体の見た目がさー。なんか「小僧寿し」っぽくない?
このお辞儀っぷり。確かに程よい「小僧感」が出てますね(笑)。
谷中:ヤバいよ、今日は。笑っちゃってまともな対談にならないかもしれないから(笑)。
じゃあ、どんどん話を進めましょうか。まずは山崎騎手がジョッキーになろうと思ったキッカケから教えてください。
山崎:僕の父が競馬好きで、電話投票で中央競馬の馬券を買っていたんです。それで、レースをテレビで観ていたので、僕も一緒に観ていて。
山崎騎手は高知県出身ということで、地方の高知競馬が最初のキッカケになったのかなとも思いましたけど、お父さんが中央競馬のファンだった、と。
山崎:はい。高知競馬場は家から遠かったし、トータルで3回しか行ってないです。大体、中央競馬をテレビで観ていました。
谷中:お父さんが競馬ファンだったんだ。じゃあ、小さい頃から「お前は騎手になれ」って言われなかった?
山崎:父以外の人からよく言われました。小学2年のときから少年野球を始めたんですけど、そこの総監督さんも競馬が好きな人で、冗談っぽく「騎手になれよ」って言ってきて。でもそのときは騎手のことも全然分からなかったので、ただ話を聞いているくらいだったんですけど。
谷中:亮誠を見て「この体型はジョッキー向きだ」と思ったんだろうね。でも、小学校2年生から野球を始めていきなり「騎手になれよ」って勧められたんだ。…それって、野球のセンスがないってことだったんじゃないの(笑)?
山崎:えーっ…。
谷中:「コイツは野球はダメだから、ジョッキーにさせちゃえ」って(笑)。その監督さん、適性を見抜くの早過ぎたね。
名将ですよね(笑)。ちなみに野球はいつ頃まで続けていたんですか?
山崎:中学3年までやっていました。
谷中:ジョッキーになってもいいかなって思うようになったのは、いつ頃なの?
山崎:中学2年で、この先の進路を考え始めたときですね。将来何になろうかなって考えて、ジョッキーかプロ野球選手か、あと、家が自営業だったんで、その跡を継ぐっていうのも考えていたんですけど。
谷中:自営業って、何をやっているの?
山崎:かつお節を作っていたんですよ。家が工場だったんです。
谷中:話がデカいね。お父さんが営んでいるの?
山崎:僕の父が3代目です。
谷中:ええ?凄いな!伝統があるじゃん。亮誠ってもしかして、お坊ちゃま?
山崎:いえ、お坊ちゃまではないです…。
谷中:だって3代続いているんでしょ?凄いよ。
山崎:でも僕が継がなかったんで…。
谷中:あれ、亮誠って長男?
山崎:長男です。あとは姉と妹で。それで、進路を決めるときに父と真剣に話をして。
谷中:え、4代目を継ぎながらジョッキーを続ければいいじゃん。
山崎:いや、でも…。父が2年前に亡くなっちゃって。僕が競馬学校の2年生のときなんですけど。それでもう工場をやめてしまったので。
谷中:ああ、そうなんだ…。それは辛い話だね。
山崎:僕もその工場をやりたいんですけどね。
谷中:じゃあ結構大きな分岐点があったんだね。
山崎:大きかったですね。で、その進路を決めるときに、父からは「自分の好きな道を選べ」って言われていたんですよ。
谷中:3つの選択肢があるなかで、ジョッキーになろうと思った決め手は何だったの?
山崎:やっぱりカッコいいなーと思ったので。それで、ジョッキーになるには競馬学校を受験しないとなれないじゃないですか。だからとりあえず受験して、受からなかったら家を継ごうかと考えていたんですけど。
谷中:でも見事合格して競馬学校に入ったんだね。それまでに乗馬経験はあったの?
山崎:いえ、全然なかったです。だから競馬学校の1年目は大変でしたね。同期がみんな乗馬経験者で、みんな凄かったし、ヤバイと思いました。例えば頭絡なんかも、みんなはパッパッて着けているのに、僕だけ「何だこれ?」みたいな感じで、着け方が分からなかったり。道具の使い方とか覚えるのが大変でした。
谷中:ああ、そうか。イチからスタートするんだもんね。他にも、自分の頭の形とヘルメットの形が合わないぞ、とかいう悩みはなかった?
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