第1213回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
安田記念(G1)
グランアレグリアを撃ち抜く可能性も!?
5週連続東京GIのトリを飾る
安田記念。フルゲートには満たなかったものの、今年もマイルGI馬6頭を数える豪華メンバーが揃った。
その中でも、昨年はアーモンドアイを破り、秋のマイルチャンピオンシップも制し、先日のヴィクトリアマイルも楽勝劇を演じたグランアレグリアは、やはり断然の実績、そして断然の1番人気に推されることになるだろう。
この実績からなかなか逆らう事は出来ないが、2番手グループはなかなかの混戦ムード。
もちろん残るGI馬5頭が上位に扱われるとは思うが…
面白い存在は、GIは制していないものの、GⅡ毎日王冠・中山記念を含む重賞3勝、GIでも皐月賞3着、日本ダービー2着、大阪杯3着とあとわずかな勝負を演じ、その実績はGI馬にも劣らないと言える
ダノンキングリーだ。
何より今回のポイントは、鞍上が
川田騎手になる事。
実はこのダノンキングリー、今年は中山記念から始動する予定だった。その時から鞍上は川田騎手で予定されていた。
昨秋のスプリンターズSの時にこのコーナーでも触れた通り、日本の競馬では海外の様な専属騎手のような契約は無いが、セントウルSの前に、川田騎手とオーナーサイドの間で「今後はダノックスの馬は優先的に川田騎手が乗る」という話し合いがもたれていた。
以降、ダノンザキッド・ダノンスマッシュでGI制覇を成し遂げている。
因みに、ダノンキングリーが回避した中山記念当日、川田騎手は阪神での騎乗に切り替え、阪急杯では藤岡佑介騎手で決まっていたダノンファンタジーの鞍上に収まっていた。
今回は、その中山記念からの繋がりで騎乗するわけだが、ここには川田騎手の手でGIを制し、GI戦線を賑わせてきたダノンプレミアムも出走している。まして川田騎手と蜜月の関係にある中内田厩舎の管理馬。こちらに騎乗するのが普通だろう。
それでもダノンキングリーに乗るのは、もちろん選んでいるからこそ。
グランアレグリアという絶対的王者には、ダノンプレミアムでは敵わないと見ているのだろう。
だからと言って、ダノンキングリーで逆転出来るというワケではないが、未知の魅力で可能性があるならばという選択であるはずだ。
今回が初騎乗、加えて調教でも一度も跨っていないのだが、どうやら同じレースで見て来て、イメージは出来ているという。
この経緯を知ると、人気を考えても、グランアレグリアを除く2番手候補の有力として、そしてもしかしたら…の可能性も踏まえ注目してみたくなる。
オススメ!
安田記念(G1)攻略パック・データ・キーパーソン・追い切りに焦点を絞ったホントに馬券になる情報はこれだ!