第1224回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
マーメイドS(G3)
人馬ともに悲願の重賞初Vとなるか
上半期の締めくくりとなる宝塚記念を前に、今週から再び阪神開催が開幕している。その阪神の今週の重賞は牝馬限定のハンデ戦
マーメイドステークスが行われる。
軽量の準オープン馬の参戦や休み明けも多く、今年も非常に混戦ムード。その中で注目は…
岩田望来騎手が手綱を取る
アンドラステ。馬にも注目だが、まずは鞍上に注目と言えるだろう。
岩田望来騎手と言えば、関西の斎藤新・団野大成・亀田温心、そして関東の菅原明良とともに「この世代は乗れる」と囁かれている2019年デビュー組の中でも最も勝ち鞍をあげ、昨年は76勝を上げ全国リーディングベスト10に入る9位、目覚ましい活躍をみせている。
同年代の同期の中で重賞挑戦も最も早く、勝つのも時間の問題かと思われたが、斎藤騎手が昨年7月に重賞初制覇を飾ると、今年の年明け早々に団野騎手が、そして菅原・亀田騎手と続々と重賞制覇を飾る中、岩田望来騎手は2着は4回もありながら、まだ勝つまでに至っていない。
勝ち鞍は抜けて勝っているだけに決して技術が劣っているわけではなく、まさに巡り合わせ。これが勝負事の不思議なところでもある。
その2着4回の中で、最も惜しかったのがこのマーメイドステークスで手綱を取るアンドラステの前走、ターコイズステークスのハナ差。本人も4角で巧く捌けなかったとかなり悔しがっていた一戦だった。
ゆえに、このレースに懸ける思いはより強くなっているようだ。
馬の方は、前走後軽い骨折で休養したが、この休養の効果か以前よりも落ち着きがあるようで、一時は昨年同様にエプソムカップから始動のプランもあったのだが、「落ち着きある今なら折り合いも付くだろう」ということと、岩田望来騎手が乗れる事で、2000mでも牝馬限定戦のこちらへ矛先を変えて来た。
牡馬混合戦でも好勝負していた馬、牝馬限定戦なら力は上位、岩田望来騎手にとっても同期に後れを取った重賞制覇を成し遂げるには絶好のチャンスだろう。注目してみたい。
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