第1208回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
日本ダービー(G1)
3着はある意味で幸運!?
今度は逆転の可能性あり
いよいよ今年も
日本ダービーを迎える。
昨年に続き、今年も無敗の皐月賞馬が、二冠奪取へ向けてまずは1番人気に推されている。
エフフォーリア。
皐月賞も強かったが、この馬が強さをアピールしたのが共同通信杯。好位からの横綱競馬で他馬を圧倒して見せた。
しかも2・3着馬は次走重賞制覇、4着馬は青葉賞2着、5着馬は皐月賞3着とメンバーレベルの高い一戦だったことを思えば、現時点では世代NO1と見られて当然だろう。
但し、この共同通信杯で3着だった
シャフリヤールには、まだ未知の魅力がある。
一見は、その共同通信杯で勝負付けが済んだように思われても仕方のないところ。
しかし実際のレースでは、スローの流れで馬群が固まり、外枠を引いていたシャフリヤールは内に入れる事が出来ず終始外々を回らされるロスのある競馬、しかも上がり勝負になってしまったためとても外からは差し込めない展開だった。
さらに言えば、シャフリヤールはこれがまだ2戦目。新馬戦しか経験が無く、初めて競馬場で初めての長距離輸送、まして休み明けでもあった。これだけのビハインドがあった中での3着、事実上はまだ勝負付けは済んでいないと見れるはずだ。
このレースで賞金加算して皐月賞から最大目標である日本ダービーというのが青写真ではあったが、3着で賞金加算が叶わず路線変更、毎日杯から、もし2着以下ならトライアルを挟んで日本ダービーというローテに変更。その毎日杯では主戦の福永騎手は、シーザリオの仔であるルペルカーリアの先約があったため川田騎手が代打を務めたが、グレートマジシャンとの競り合いを制し、日本レコードタイという超抜時計で見事に勝利をあげた。
これで賞金的に余裕が出来た事で、皐月賞を使うプランもあったが、最大目標は日本ダービーという事で、皐月賞もトライアルも使わず、ダービー直行となった。
鞍上は再び福永騎手に戻る。
この馬のデビュー戦は、福永騎手がコントレイルで3冠を決めた菊花賞当日だったが、その日から「来年はこの馬でダービーを…」と意識していたという。
悲願の日本ダービーを制したのが3年前、そして昨年も見事に制覇。
ダービーを2度勝った事で、その勝ち方、勝てるレベル馬と言うのがイメージできる様になったのだろう。今回手綱を取るシャフリヤールに対して、「勝てるだけの馬」と公式にコメントしている。
日本ダービーを勝つには「運」が必要とも言われるが、毎日杯を勝ち切った事でローテーションが楽になった事、そもそも共同通信杯で敗れた事で皐月賞を使わなくなったこともある意味で幸運だったのかも知れない。
そして近3年でダービーを2勝している福永騎手が引き続き手綱を取れること、これも幸運な巡り合わせ。
無敗の皐月賞馬エフフォーリアはもちろん強い馬ではあるが、今度は逆転する可能性もあるのではないだろうか!
注目してみたい!
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