第1205回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
葵ステークス(重賞)
皐月賞馬の従兄弟に続け!
いよいよ今年もダービーウイークがやってきた。
残念ながら無観客開催だった昨年から、若干ながらもファンの来場が許され、馬主など競馬関係者も来場する今年は、ダービーらしい独特の雰囲気が戻ってきそうだ。今年はどんなドラマが繰り広げられるのか…昨年に続き無敗の二冠馬が誕生するのだろうか…
その前日の土曜日は、関西中京で重賞が行われる。
重賞に格上げされて今年で4年目となる
葵ステークス。京都競馬場の改修工事のため今年はフルゲート18頭の中京で行われる。
より多頭数になり難しいレースではあるが、注目してみたいのは…
前走の橘ステークスで圧巻の走りを魅せた
ダディーズビビッドだ。
その前走は、NHKマイルカップを除外されて再投票した一戦。初めてのマイル未満のレースとなった。
元より、新馬勝ちの後、2戦目の野路菊ステークスでは後にアーリントンカップを勝つホウオウアマゾンの2着、重賞級の脚力は見せていた。ただ、折り合いに難しいところがあり安定して能力を発揮できていなかった。
それが前走では、結果的に距離短縮が奏功し、好位を手応え抜群に追走し、直線は弾ける様に伸び、2着に4馬身の差をつける圧勝劇を演じることになった。
賞金を加算した事で、やはり3歳牡馬の春、ダービーに出走が叶うのなら…とオーナーサイドの要望はあったのだが、武豊騎手を確保できたという事で、実を取りにここへ駒を進めることになった。
距離がさらに短縮され今回は1200mとなるが、1400mの前走、前が引っ張る速い流れでも手応え抜群に追走していた様に、1200mでも対応できる走りを見せており、むしろ好材料とも言えるだろう。
奇しくも、無敗で二冠目に挑むエフフォーリアとは、母が姉妹という近親関係にある。
そのお祭りの前に、前夜祭として盛り上げてくれそうだ。
そして、今後の短距離戦線で楽しみな存在にもなるだろう。注目してみたい。
オススメ!
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