第1182回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
マイラーズカップ(G2)
昨春とはデキが雲泥の差!
期待の素質馬が本領発揮
春の連続GIの狭間となる今週、日曜日は東西でGⅡ重賞が行われる。
阪神では安田記念へ向けたステップレース、
マイラーズカップ。近年は10頭前後の少頭数レースが多かったが、今年は16頭と頭数は揃った。
と言うのも昨年のインディチャンプや一昨年のダノンプレミアムなど、実績的に抜けた存在の馬が存在しない事もあるのだろう。
但し、実績的には抜けていなくても、実はGI級の素質を持ち合わせている可能性はある。
今年のメンバーで注目なのは…
前走がダービー以来のレースだった
アルジャンナだ。
元より、厩舎のクラシック候補生だったこの馬、新馬勝ちの後は当然クラシックを狙っていた。それがゆえに、東京スポーツ杯で勝ち馬に5馬身千切られた事にはショックを受けていたことも事実。ただ、その勝ち馬が後に無敗でクラシック3冠を制する歴史的名馬だったのだから、今考えれば仕方のないところ、この馬の評価を下げる結果では無かった。
その後、期待とは裏腹にきさらぎ賞を取りこぼし、毎日杯から日本ダービーという路線を歩んだが、当時は脚元に爆弾を抱えていた事もあってか結果は出ず、ダービーでは最下位に敗れた。
厩舎サイドとしては休養させるという選択肢もあったのだが、やはり一生に一度の出走機会、最終的にはオーナーサイドの意向で出走する事になったようだ。
結局、3歳時には満足なレースが出来なかったものの、先の活躍を期待して、脚元のクリーニング手術も施し長い休養を経てきた。
ダービー以来の8カ月半ぶりのレースとなった前走、結果は5着と相手を考えればその着順に不満が残るものの、様子を見ながらの調整だった事に加え、1000m通過62.2秒という超スローの流れで展開が不向きだったことを考えれば、着差はコンマ2秒、上がり3Fは32.8秒という脚を使っているだけに悲観する内容ではない。
この中間は、一回使った事もあってか本来の大きなストライドが戻って来ているという。
3歳春の時とは雲泥の差、本来の状態になりつつあるようだ。
今回は古馬相手のGⅡとはなるものの、陣営の期待通りの走りが出来れば、アッサリ結果を出すかも知れない。そして、さらなる大舞台でも注目すべき存在になり得る。
そんな走りが期待できる、その可能性ある一頭だ。注目したい。
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