第1176回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
アンタレスステークス(G3)
実はトップジョッキーのお気に入り!
乗り替わりの裏事情
今週は日曜日中山で、牡馬クラシックの一冠目、皐月賞が行われる。
やはりクラシックとあって、ルメール・川田騎手と言ったリーディング最上位ジョッキーを筆頭に、関西所属騎手8人が中山へ遠征している。
その裏で、阪神でもダートの中距離重賞、アンタレスステークスが行われる。
逆にここには、関東所属騎手が5人遠征してきている。
そんな
アンタレスステークスで注目は…
もちろん、遠征してきている関東所属騎手にも注目なのだが、やはり前走時にも取り上げている
テーオーケインズに改めて注目したくなる。
その前走の名古屋城ステークス。当時にもお伝えしたが、昨年は牝馬三冠を制したのを始め重賞9勝、そしてキャリア初となる年間100勝オーバーも達成し充実期を迎えている松山騎手が、中山ではスプリングステークス、阪神では阪神大賞典というGⅡ重賞がありながら、敢えて重賞の無い中京へ遠征、そのお目当てがこのテーオーケインズだった経緯をお伝えした。
今の松山騎手の勢いなら、阪神大賞典でもスプリングステークスでも、乗ろうと思えば依頼が回ってくるところ。それでもテーオーケインズを選択したのは、それだけこの馬に可能性を感じていたからに他ならない。
実際レースでも、その期待に違わぬワンサイドゲームの圧勝劇を演じた。
勝ち時計1分49秒3は、当時の馬場とは凍結防止剤の影響などがあり一概には言えないものの、同舞台のGⅡ東海ステークスの勝ち時計とコンマ1秒の差、逆に2着アナザートゥルースよりもコンマ2秒速く、クビ差2着くらいの走りだった。
そう、勝ったオーヴェルニュとは、実際昨年末のベテルギウスステークスで不利がありながらも頭差の競馬をしているのだが、その走りが本物である証にもなった。
重賞挑戦となるここでも、十分勝負になっていいだろう。
今回の鞍上は、松山騎手がどうしても乗れない事で松若騎手となる。
※松山騎手は騎乗停止中でもあるが、皐月賞のグラティアスで中山へ遠征する予定だった。
恐らく次走以降は松山騎手の手に戻り、今回は一回限りの代打騎乗になると思われる。
今年で8年目、デビューから50勝前後をキープし、昨年はGI初制覇を始め重賞3勝と有力騎手の一人ではある松若騎手。ただその昨年の重賞勝ちは全て自厩舎でのもの。こういう巡ってきたチャンスで結果を出せれば、さらなる飛躍が目指せるというもの。
松山騎手のお気に入りというだけでも注目に値するが、代打騎乗の松若騎手が、自らの飛躍のためにも結果を残すことが出来るか、このテーオーケインズに改めて注目してみたい!
オススメ!
皐月賞(G1)攻略パック・馬券データ・キーパーソン・追い切り・枠順から浮上する◎○▲最終結論はこれだ!