採れたて!トレセン情報

第1174回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
桜花賞(G1)
穴はルメールが乗っていたかも知れない馬!?

今年もクラシックが始まる。第一弾は、3歳牝馬による桜の女王決定戦・桜花賞

今年も多彩な顔触れが集まり、しかも前走着外なのは抽選対象だったブルーバード一頭のみという、ハイレベルな混戦ムードとなっている。

そんな中、今の競馬を物語るように、ノーザンF生産馬が18頭中、関東馬6頭、関西馬5頭の計11頭を占めている。

その中で、関東馬の6頭中4頭は、ノーザンF天栄の主戦とも言えるルメールに合わせて使ってきていた。ただ、体はひとつなのでどうしても合わせ切れない面があったことも確か。

このレースでも、最終的にはデビューから2連勝し阪神ジュベナイルフィリーズ2着のサトノレイナスに騎乗しているが、その経緯は紙一重のところもある。

例えばデビューから前走までの5戦続けてルメールが手綱を取ってきたククナ。

重賞で続けて騎乗してきたように、そして惜しい競馬をしている様に秘めているモノはある。

ただ、思うように賞金加算が出来ず、結局抽選対象となったことで藤岡佑介騎手にスイッチ。しかし、もし賞金を加算できていればわからないところもあっただろう。

未勝利に続きフェアリーステークスでも手綱を取り見事勝利に導いたファインルージュにしても、デビュー戦では北村宏司騎手が手綱を取っているが、この時は同日に札幌記念があり、その関係で乗れなかっただけで、実際のところはルメールに合わせて使っている一頭、もしサトノレイナスが出走していなければこの馬の手綱を取っていた可能性はある。

もう一頭、前走の紅梅ステークスで手綱を取り見事勝利に導いたソングライン。実はこの馬も、デビュー戦は同じノーザンF関連馬のクールキャットに騎乗していた事、2戦目の時はマイルチャンピオンシップのグランアレグリアに騎乗するため乗れなかった経緯があり、本来はやはりルメールに合わせていた一頭でもある。ゆえに、実はこの馬の手綱を取っていた可能性もあった。

とにかく、有力馬がノーザンF生産馬中心の今の競馬、ゆえにその主戦であるルメール中心に騎乗馬が決まっていくのだが、そのルメールが乗る事で過剰に人気になることも確か。

ゆえに、馬券的に考えれば、ルメールが乗っていたかも知れない馬も、そこまで差はない存在であり、敢えて狙ってみるのも面白いだろう。


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