採れたて!トレセン情報
第94回[2012年4月14日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【皐月賞】デムーロだけじゃない!
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●「この馬」のための来日はデムーロだけじゃない!●
今週はいよいよ牡馬クラシック第一弾の皐月賞。スプリングSの時から伝えているが、グランデッツァの手綱を取るミルコ・デムーロは、スプリングSの週に短期免許を取得し、皐月賞の今週が終わると帰国するという、まさに「グランデッツァのため」に日本に来ている。スプリングSでも結果を出し磐石の態勢で皐月賞を迎えている様だ。
結果が出ているのでミルコばかりが目立ってしまうが、実はニコラ・ピンナも「アダムスピークのために」日本に来た一人。正確に言えば「アイムユアーズとアダムスピーク」の2頭なのだが、牝馬のアイムユアーズはトライアルのフィリーズレビューで結果を出し、本番でも負けて納得の好メンバー相手に3着と仕事はして見せた。そして牡馬、このアダムスピークには弥生賞で騎乗予定だったのだが、その前週に保護ベスト着用義務違反というつまらない制裁を受け騎乗停止、急きょ騎乗をキャンセルせざるを得ない状況となった。本番皐月賞が初騎乗となってしまうため、一時は「ピンナには乗せない」という話もあったのだが、オーナーサイドと石坂調教師らが話し合い、再び騎乗チャンスを貰う事が出来た。
こんなチャンスを貰った当人は「自分のせいで弥生賞に乗れなくなって、迷惑をかけたのに騎乗機会を頂けた!」と並々ならぬ力が入っている。この中間もライバルの研究を怠らず、レースビデオを何度も検証し「勝つイメージ」が出来上がったようだ。
聞けば「能力的にはワールドエースが抜けていると思うけど、小回りの中山で今までの様な競馬では厳しいレースになるはず」と分析。またグランデッツァに関しては「前走はステッキを使わずにいいパフォーマンスで勝ったけど、ミルコはステッキを使わなくても100%の能力を出せる騎手、余裕があったとは限らない」と、人気両馬相手にもアダムスピークで勝てる算段は立てたようだ。
追い切りには2週前と1週前で騎乗して当週は乗らない予定だったが、1週前追い切りが、馬場が悪かったにしてもジェントルドンナに置かれたことに納得がいかず、志願して今週の最終追い切りでも跨った。その感触は「先週とは打って変わってモノ凄い反応。掴まっていただけで併せた相手を勝手に追い抜いていった」と、かなり感触は良かったそうだ。
さらに「白帽か黒帽が欲しい」と話していたが、その希望通りの1枠2番を引き当てた。弥生賞で騎乗できなかった鬱憤を晴らすと言うよりも、迷惑を掛けたにも関わらずチャンスをくれた関係者のためにも、結果を出して帰国したいところだが、それ以上に本人はかなり自信を持っている様だ。
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