第1146回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
小倉11R壇之浦ステークス
注目ジョッキーが小倉最終日を締めくくる!
3月に入り、中山阪神でクラシック・トライアルが行われる中、裏開催の冬の小倉は、例年とは違い変則で約2カ月のロングラン開催だった今年、その最終週を迎えている。
このロングラン開催の小倉、リーディングジョッキー争いは先週までで1位吉田隼人騎手で14勝、2位に鮫島克駿騎手で12勝、3位は西村淳也騎手の11勝だが、西村淳也騎手は今週の調教中に落馬し、週末の騎乗を見合わせる事になったので、ほぼ2人の争いとなっている。
トップの
吉田隼人騎手、この小倉開幕前から、社台関係、特にノーザンF関連馬の後押しがあったが、「今年の冬の小倉は隼人にリーディングを獲らせる」と言わんばかりの、関連馬の有力馬がこの小倉に送り込まれ、依頼を受けて来た。
その甲斐あって、最終週をトップで迎えてはいるのだが、2着が21回もあるように、取りこぼしたレースが多かったことも事実。吉田隼人本人としても、この数字には不甲斐なさを感じているようだ。
最終週の騎乗は土日で19鞍、
日曜日には10鞍に騎乗、社台関係馬には5頭に騎乗する。
メインの
壇之浦ステークスにはサンデーレーシングのクラブ馬
リトミカメンテに騎乗。
自ら手綱を取った前走は、1番人気に推されていながらも4着に敗れたが、休み明けを叩いて上積みが大きくあれば巻き返せる馬。
そして、このロングラン開催の締めとなる
最終レースでは、やはり前走自らで手綱を取った、こちらはノーザンF生産馬の
イプシランテに騎乗。
その前走は、正攻法の競馬から押し切る強い内容で勝利。ひとクラス上の能力を示した一戦で、昇級戦の今回もチャンスは十分ある。
前述通り、大手のバックアップがある事でリーディングトップを直走っているものの、取りこぼしているレースがあるのも事実。そのことを重々承知している吉田隼人騎手、それがゆえに最終週の今週で固め撃ちを決め、2位に圧倒的な差を付けてリーディングを獲得したいところだろう。
その意気込みが実り土曜日は3勝を上げ、2位鮫島克駿騎手に4勝差をつけた。
日曜日も注目のジョッキー、特にメインと最終レースでどんな締め方をするのか、注目してみたい。
オススメ!
弥生賞(G2)攻略パック・馬券データ・キーパーソン・追い切りから浮上する◎○▲最終結論はこれだ!