第1136回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
フェブラリーS(G1)
GⅠの舞台で続投!
今度こそ悲願のGⅠタイトルを
今年のJRAGI第一弾の
フェブラリーステークス。同日には小倉でも小倉大賞典が行われるため、ジョッキーの移動も多い。
先週も取り上げた、日本人騎手で今年ここまで最も勝ち星を上げている
松山騎手は、小倉大賞典に前走自らの手で重賞を勝たせたボッケリーニが出走しているが、フェブラリーステークスでの騎乗を選択した。
GIの舞台だから当然?
いえいえ、ボッケリーニについては前走時もこのコーナーで触れたが、遅咲きで5歳を迎えてから中山金杯・京都記念と連勝し、その後鳴尾記念を勝ち、宝塚記念でGI制覇、秋も・京都大賞典・秋の天皇賞と連勝、その年はGI2勝を含み重賞6勝の大活躍だったラブリーデイの全弟。その兄同様に、5歳を迎えて充実期に入り、今年の中距離GI戦線で脚光を浴びる存在にもなり得る素質馬。チャンピオンSで大敗しているエアアルマスでは無くボッケリーニを選んでもおかしくない。
しかし松山騎手は、迷わず
エアアルマスを選択したという。
その理由は、自らの手で制した昨年の東海ステークスの時、「間違いなくGIを狙える力がある」と手応えを感じていたからだ。
その後、残念ながら骨折してしまい戦線離脱、復帰から2戦は結果が出ていないが、そもそも芝時代はマイル戦で勝ち鞍を上げていた様に、距離短縮は間違いなくプラス。さらに順調に使って来た上積みもある。
その話を聞けば、松山騎手の即決にも頷ける。
同じエアの冠、
エアスピネルの鞍上
鮫島克駿騎手も、小倉大賞典には、昨年自らの初重賞制覇をプレゼントしてくれたカデナが出走。その後の大阪杯、宝塚記念とGI戦線でも手綱を取って来ただけに思い入れもある。
さらに、この小倉開催のリーディング争いでも、先週終了時点で吉田隼人騎手と勝ち鞍で並んでおり、リーディング獲得のために大事な最終日でもある。
にも関わらず、フェブラリーステークスで騎乗するのは、単純にGIだからというワケでは無く、エアスピネルにそれだけの可能性を感じているからに他ならない。
手綱を取るのは昨年のプロキオンステークス以来だが、当時の手応えからチャンスがあると踏んでいる。
そもそも、マイルチャンピオンシップや朝日杯フューチュリティステークスでハナ差2着している様に、マイルの舞台は歓迎。芝スタートもプラスになる。
このエアの2頭は鞍上的にも注目なのだが…
もう一人、何と言っても注目なのが…
松若騎手。
手綱を取るのは、今年で4年連続の参戦となる
サンライズノヴァ。
昨夏から再び手綱を取り、プロキオンステークスと武蔵野ステークスを制覇。ただ前走のチャンピオンズカップで大敗を喫した事で、「やはりGIの舞台では…」と、今回はオーナーサイドの意向で乗り替わりが噂されていた。
結果的には、恐らく上位騎手がいなかった事で続投となったようだが、本人とすれば、自厩舎の馬でもあり期するところがある。
昨年3着、その時の上位2頭が居ない今年はチャンスだろう。
エアの二人も注目だが、松若騎手の乗るサンライズノヴァにはより注目してみたい。
オススメ!
フェブラリーS(G1)攻略パック・馬券データ・キーパーソン・追い切りから浮上する◎○▲最終結論はこれだ!