第1144回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
【アメリカJCC】
雨予報も追い風!
中堅ジョッキーの勝負鞍に注目
今週日曜日は中山でAJCC、そして中京で東海ステークスが行われる。
その重賞に騎乗するために東西で騎手の遠征が見られるが、今週も重賞の行われない小倉へ遠征するジョッキーがいる。
中堅騎手だが、普段は中央開催で騎乗している
川須騎手。土曜日はその中京で騎乗するが、日曜日は小倉へ遠征する。
騎乗数は3鞍と少ないが、お目当てはもちろんメイン
豊前ステークスの
サンライズホープ。
この馬にがデビューから手綱を取り重賞でも騎乗、前走はYJSFだったため乗れなかったが、ずっと手放していない思い入れある馬だ。
今回は小回りの1700mとなるが、ハナを切ってこそのタイプでこの舞台は合う。そして、今週の天気は雨予報、湿った馬場で時計勝負になる事もむしろ歓迎のクチ。
陣営もここを勝ってオープン入りを目論んでいる。
その期待に応える勝利を上げられるか、注目だ。
その川須騎手と同期、
高倉騎手も実は注目ジョッキーの一人。
彼も中堅ながら普段は中央開催で騎乗、今週も土曜日は中京で騎乗しているが、日曜日は中山へ遠征する。
奇しくも川須騎手と同じ3鞍の騎乗、お目当てもメインレース
アメリカJCCである。
ノーブルマーズ。新馬戦デビューから手綱を取り、実にここまで47戦中44戦で手綱を取っている、今のご時勢では珍しい存在で、高倉騎手の思い入れが強い馬だ。
明けて8歳、さすがに大きな上積みは見込めないものの、全盛期のサトノダイヤモンド・ヴィブロス・キセキを抑え3着に入線した2018年の宝塚記念、メールドグラース・カデナに迫った2019年小倉記念など、GⅡの舞台なら実績は十分。
当の高倉騎手も「何とかノーブルマーズにタイトルを獲らせてあげたい」という思いが強いようだ。
その高倉騎手、昨年は年間6勝、一昨年でも7勝と近年は低迷気味だったのだが、年が変わった今年、関西で年始最初のレースとなる中京第1Rで初勝利を上げると、準メインの万葉ステークスでも勝利を上げ初日に2勝、3日目には16頭中14番人気の単勝万馬券馬で勝利を上げ、早くも3勝目をマークと、今勢いに乗っている。
その高倉騎手の勢いからか、週末の天気予報は雨、時計の掛かる緩い馬場になりそうなことも、緩い馬場で実績のあるノーブルマーズにとっては追い風になりそうだ。
念願のタイトル奪取、叶う可能性もあるだろう。
日曜日は、中堅同期の二人のジョッキーが参戦する小倉・中山両メイン、注目してみたい。
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